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2015年10月14日15時37分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ファストリ、吉野家HD、新日鉄住金、住友重

■ファーストリテイリング <9983>  42,730円  +470 円 (+1.1%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>はしっかり。モルガン・スタンレー証券MUFG証券では、15年8月期決算の計画未達は、新フェーズに向けた「前向きな減損計上」と捉えるものの、投資家からの評価向上には、秋冬商戦での利益創出や米国の赤字縮小、デジタル・イノベーションでの具体的な成果発現を待つ必要があると指摘。当面は業界バリュエーション萎縮の影響受ける可能性があるとみて、レーティング「オーバーウエイト」を継続も、目標株価を5万7000円から5万2000円に引き下げ。なお、みずほ証券ではレーティング「中立」を継続、目標株価を5万5000円から4万3000円に引き下げている。

■吉野家ホールディングス <9861>  1,493円  +15 円 (+1.0%)  本日終値
 吉野家ホールディングス<9861>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、足元(前年同月比)、7月がプラス3%、8月がプラス15.4%、9月プラス5%と、3カ月連続増収と改善基調になっていることを受け、10月に西日本限定で行ったセールも好評だったとして、既存店売上に関しては明るい兆しがでてきていると指摘。今期業績は牛肉コスト低下もあり、会社計画上振れを予想し、16年2月期営業利益を41億円から42億円に(会社計画は30億円、市場コンセンサスは35億円)引き上げ。レーティングは「ホールド」を継続するも、目標株価を1400円から1500円に引き上げている。

■パル <2726>  3,065円  -525 円 (-14.6%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 パル<2726>が続落。同社は13日の取引終了後、16年2月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の1195億4000万円から1175億1000万円(前期比8.7%増)へ、営業利益を87億7000万円から80億8000万円(同0.2%増)へ、純利益を53億6000万円から43億9000万円(同7.3%増)へ下方修正、これを嫌気している。円安によるコストアップや一部ブランドの不振などが影響している。

■PCデポ <7618>  875円  -141 円 (-13.9%)  本日終値
 13日、PCデポ <7618> [JQ]が430万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限90万株の第三者割当増資を実施するほか、既存株主による170万株の株式売り出しを発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の約13.4%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が懸念された。発行価格は21日から27日までのいずれかの日に決定。最大で約45億円の調達資金については、30億円を設備投資に、残額15億円を拡販用の商品仕入れ代金に充てる。同時に、11月5日付で東証1部または2部に市場変更すると発表したが買い材料視されなかった。

■エス フーズ <2292>  2,139円  -202 円 (-8.6%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 S FOODS<2292>が急反落。同社は昨日引け後、16年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比17.3%増の1201億7500万円に、営業利益は同4.1%減の39億5900万円となった。会社側では、国際的な農産物の逼迫と価格高騰の影響を受け、「引き続き厳しい経営環境にさらされた」としながらも、食肉等の製造・卸売事業に関し、豚の飼育を行う千歳の新農場もまもなく完成することから、豚肉事業の一貫経営体制が整うとしている。通期会社計画に対する営業利益進捗率は46.5%となっている。

■三栄建築設計 <3228>  1,417円  -128 円 (-8.3%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 三栄建築設計<3228>が大幅安。同社は13日取引終了後に、15年8月期通期の連結決算を発表。営業利益は58億5100万円(前の期比27.1%増)となり、第3四半期時点の計画値(61億900万円)を下回ったことが嫌気されているようだ。売上高は637億900万円(同20.4%増)で、従来計画(657億200万円)から下振れ着地。主力事業の戸建分譲販売件数は1182件(前の期996件)、マンション分譲販売件数は84件(同74件)だった。なお、16年8月期通期の連結業績は売上高800億2400万円(前期比25.6%増)、営業利益67億4000万円(同15.1%増)を見込んでいる。

■新日鐵住金 <5401>  2,377.5円  -136 円 (-5.4%)  本日終値
 新日鉄住金<5401>が続落、先週は資源関連の一角として鉄鋼株が大きく買われたものの、本日は地合いの悪さから下落している。国内大手証券が新日鉄住金について、タイ出張報告のリポートをリリースしている。SMBC日興証券は、タイにある新日鉄住金の子会社SUSとNSGTの2拠点を見学、日系自動車向けに重要な海外拠点となっている両拠点が順調に生産設備が稼働していると前向きに評価している。ただ、タイの自動車生産台数が2年間で低迷しており、今後の見通しは大きな回復は期待できないと指摘している。また、日系自動車向けビジネスを盤石にする必要があることが注目ポイントと分析している。レーティング(投資評価)は「1」、目標株価3300円を継続している。

■住友重機械工業 <6302>  535円  -29 円 (-5.1%)  本日終値
 住友重機械工業<6302>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が13日付でレーティング「アンダーウェエート」継続、目標株価を670円から510円へ引き下げた。中国景気減速や資源価格下落によって鉱山機械向けギアボックスや、中国向け油圧ショベルの販売不振が継続していることを指摘。今16年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の525億円(前期実績459億9800万円)に対して同証券では従来予想の510億円から490億円へ、来期予想を526億円から513億円へ引き下げている。

■伊藤園 <2593>  2,487円  -131 円 (-5.0%)  本日終値
 SMBC日興証券が13日付で伊藤園 <2593> の投資判断「3(弱気)」を継続し、目標株価を1740円→1430円に引き下げたことが売り材料視された。リポートでは、16年4月期第2四半期に入り単体の収益性改善にブレーキがかかると指摘。減価償却費や広告費の増加で販管費率が悪化すると予想している。また、17年4月期以降も大手との競争に耐えられる収益性を確保することは難しいと考えている。

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