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【材料】神鋼鋼線が売りこなす、解散価値の半値水準で低位株の強み発揮

 神鋼鋼線工業<5660>が売り物を吸収して一時3%高の167円と上値指向。株価低位で値ごろ感があるほか、PBR0.5倍台と解散価値の半値水準に放置されたバリュー面の割安感が全般悪地合いの中で強さにつながっている。橋梁向けなどをはじめ建造物の耐荷性能を向上させるPC鋼線を手掛け、喫緊の課題となっている老朽化した橋梁などの補修で商機をとらえる可能性が高い。既に16年3月期営業利益見通しを従来予想の13億9000万円から18億円(前期比48.5%増)へ大幅増額修正していることも買いの手掛かり。民間投資回復のなか高付加価値製品の販売が伸びており、海外では北米向けに自動車弁ばね用鋼線が好調で収益を牽引している。

神鋼鋼線の株価は10時52分現在164円(△2円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年10月14日 10時57分

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