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【市況】<株式トピックス>=“猫の目相場”で地合い落ち着かず

 13日の東京株式市場は、朝方から終始利益確定の売りが優勢となり、日経平均株価終値は前週末比203円93銭安の1万8234円74銭と大幅反落した。前日の米株式市場でNYダウ平均株価が7日続伸したものの、これは材料視されず前週末までの急上昇の反動から売りに押される展開となった。
 きょう市場関係者からは「前週末の9日に買われた自動車など輸出関連の主力銘柄が一転売られる一方で、このところ見送られていた内需関連が買われるなど、物色対象が猫の目のように変わる落ち着きのない地合いとなっている」との見方が出ていた。
 先週末9日の日経平均株価297円高を牽引したファナック<6954>、日東電工<6988>、ホンダ<7267>、東京エレクトロン<8035>といった銘柄がきょうは軒並み反落した。
 3月期決算企業の9月中間期(4~9月)決算の発表が本格化する今月下旬までは、株価指数先物主導で高安の変動幅が激しい落ち着きのない相場が続くことになりそうだ。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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