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【特集】テクノスジャパン Research Memo(2):ERPとビッグデータを融合させたプラットフォーマー


■AI・IoT市場を牽引、東証1部昇格のテクノスグループ、先見性のあるビッグデータ戦略

(2)ビッグデータ事業の歩み

企業の優勝劣敗を制するビックデータの利活用は、自社製品やサービスのマーケティング分野、新市場の創出のみに活用されるのでなく、企業経営全般にわたる改革を生み出すものである。つまり、現在導入されている基幹業務システム(ERP)との連動が重要で、当該分野はテクノスジャパン<3666>が豊富な導入実績を持つ分野だ。ERP分野とビックデータ分野を融合させ、総合的に提案・解決できるのは、現在の国内業界において同社グループ以外に多くない。

コンサルティング能力まで兼ね備えている企業となると更に少ない。ビッグデータの取り扱いには、どのようにデータを活用していくかで企業をサポートするデータサイエンティストの存在が不可欠である。優秀なデータサイエンティストが多数在籍していることが、同社グループのプラットフォーマーとしての価値を高めており、国内唯一の企業と言っても過言でない。

プラットフォーマーとしての価値を高めるべく、同社グループでは様々な取組みを行ってきた。2013年にビックデータ事業を開始して以来、米国シリコンバレーに先端的なICT動向などのリサーチに特化した「Tecnos Research of America, Inc.」(TRA)を設立し、同年10月にはビッグデータ解析に関するコンサルティングサービスの提供を目的にテクノスデータサイエンス・マーケティング(株)(TDSM)を設立した。現在、国内屈指のデータサイエンティスト集団を擁するようになっている。また、ソリューション能力を高めるために早稲田大学をはじめとする産学共同研究を開始し、2014年8月には米国Tableau社とのアライアンスを皮切りに総合力強化に向けた提携を次々と締結。2015年1月には業界に先駆けて人工知能製品「scorobo」を登場させるなど、先見性、先行性を生かした事業展開を行ってきた。

(執筆:フィスコアナリスト)

《HN》

 提供:フィスコ

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