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【材料】原油安でJALなど空運が値上がりトップ、国際帝石など資源関連は売られ明暗くっきり

 JAL<9201>、ANAホールディングス<9202>がいずれも4日ぶり反発に転じ、空運セクターは業種別値上がり率トップにランクされる一方、国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源開発関連株の下げが目立ち明暗が分かれるかたちとなった。12日、北米指標であるWTI原油先物価格は2ドル53セント安の1バレル=47ドル10セントと急反落、これを受けて空運セクターは原燃料コストの低下期待から買いを集めた。特に、市場ではJALについて会社側が計画する16年3月期の営業利益1720億円(前期比4.3%減)はかなり保守的とみる声が強く、原油安を背景に200~300億円の大幅な上振れ余地が指摘されている。同社は今月30日に中間決算発表を予定しており、足もとの原油価格の下落が株高を支援する格好となっている。一方、原油価格の低下が収益面でマイナスに作用する国際帝石などの資源エネルギー関連は前週に買い戻しに株価水準を切り上げていたこともあって、利益確定の対象となった。

JALの株価は12時30分現在4235円(△125円)
国際帝石の株価は12時30分現在1217.0円(▼54.5円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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