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【材料】中外薬が続伸、ドイツ証券は「ホールド」に格上げ 抗リウマチ薬など堅調

 中外製薬<4519>が続伸。株価は一時、前週末に比べ135円(3.7%)高の3770円まで買われた。ドイツ証券は9日、同社株の投資判断を「セル」から「ホールド」に引き上げた。目標株価は3300円(従来2900円)に見直した。同証券では同社を「革新的なパイプラインとロシュ製品に支えられた堅実で長期的な成長が見込める優良銘柄」と指摘。抗リウマチ薬「アクテムラ」は長期にわたる競争が予想され、血友病薬ACE910の見通しも最近明確になっている、としている。
 今月22日に発表される第3四半期(1~9月期)決算は、「通期計画の達成に向け順調に進捗していることを示す」と予想。主力の抗がん剤アバスチンやハーセプチン、リツキサンがそれぞれ1ケタ台半ばから後半の伸びで成長しているほか、アクテムラの国内売上高は約7%増加、海外売上高は40%増を見込んでいる。また、ACE910の治験のフェーズ3の開始(15年下期に阻害剤、16年に母集団)などがカタリストになるとみている。

中外薬の株価は9時16分現在3745円(△110円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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