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2015年10月13日08時08分

【為替】今日の為替市場ポイント:ドル・円は120円前後で推移か、中国の9月貿易収支が有力な手掛かり材料に


12日のドル・円相場は、東京市場では120円26銭から120円09銭で推移。欧米市場でドルは一時119円90銭まで下落したが、120円04銭で取引を終えた。

本日13日のドル・円は120円前後で推移か。日中の取引では中国の9月貿易収支が有力な手掛かり材料となりそうだ。9月の貿易黒字額は縮小する見込みだが、予想を下回った場合、中国経済の先行きに対する不安感が強まり、リスク回避的な円買いがやや優勢となる可能性がある。

本日発表される中国の9月貿易収支は+482.1億ドル程度と予想されており、貿易黒字額は8月実績の602.4億ドルを大幅に下回る見込み。参考となる8月実績では、輸出はドル建てで前年比-5.5%、輸入は-13.8%だった。輸入額の減少によって貿易黒字は7月実績の430.3億ドルを大幅に上回った。

ただし、輸出額も減少しており、人民元相場を切り下げても輸出がただちに増えるわけではないとみられている。先週9日に採択された国際通貨基金(IMF)の国際通貨金融委員会(IMFC)の共同声明では、「過度の市場変動や好ましくない波及を抑えるためには、政策スタンスの慎重な調整と明白で効果的な伝達が不可欠」との認識が示されており、世界経済の成長鈍化が原因で各国が通貨の切り下げに動くことをけん制する狙いがあるとみられる。

市場関係者の間では、中国は近く追加緩和を行うとの見方が少なくないようだが、人民元相場については、切り下げ前の水準(1ドル=6.21元前後)を回復することは難しいとの声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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