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【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅反発、ファーストリテが約186円押し下げもファナックなどがけん引


9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり215銘柄、値下がり9銘柄、変わらず1銘柄となった。

日経平均は大幅反発。8日の米国市場では、9月16-17日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の内容が好感され、NYダウは138ドル高となった。こうした流れを受けて、日経平均は140円高からスタートしたが、市場予想を下回る決算となったファーストリテ<9983>が重しとなり、一時43円高まで上げ幅を縮めた。ただ、その後は外需関連株のリバウンド継続などから上げ幅を拡大。前引け後に大林組<1802>が利益見通しを上方修正すると建設株も買われた。日経平均は後場一段高となり高値引けした。

大引けの日経平均は前日比297.50円高の18438.67円となった。東証1部の売買高は25億4925万株、売買代金は2兆9712億円だった。業種別では、鉄鋼が5%高となったほか、非鉄金属、建設業、鉱業が上昇率上位だった。一方、下落したのは空運業、小売業の2業種のみだった。

値上がり寄与トップはファナック<6954>となり、日経平均を約33円押し上げた。ファナックは4.2%高で5日続伸、2位の京セラ<6971>は5.0%高と大きく上昇した。豊通商<8015>は8.1%の大幅高に。商社株の一角でもリバウンドの動きが強まった。日経平均構成銘柄の95%超が上昇する全面高の展開となった。

一方、値下がり寄与トップはファーストリテとなり、1銘柄で約186円の押し下げ要因に。下落率は一時10%に達し、9月安値(44660円)を割り込んだ。旭硝子<5201>は業績観測が報じられたが、市場予想に届かず売り優勢となった。また、原油価格の上昇などからANA<9202>も軟調だった。


*15:00現在


日経平均株価  18438.67(+297.50)

値上がり銘柄数 215(寄与度+491.39)
値下がり銘柄数  9(寄与度-193.89)
変わらず銘柄数  1

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6954> ファナック 20775 840 +32.95
<6971> 京セラ 5895 280 +21.97
<9984> ソフトバンクG 6439 156 +18.36
<6988> 日東電 8271 344 +13.49
<7267> ホンダ 4005 156 +12.24
<4503> アステラス薬 1582 58 +11.38
<4704> トレンド 4400 290 +11.38
<4063> 信越化 6824 254 +9.96
<6367> ダイキン 7683 241 +9.45
<6762> TDK 7310 240 +9.41
<4324> 電通 6480 230 +9.02
<4523> エーザイ 6913 229 +8.98
<8035> 東エレク 6631 221 +8.67
<8015> 豊通商 2832 213 +8.36
<6902> デンソー 5633 204 +8.00
<9735> セコム 7488 200 +7.85
<2914> JT 4113 176 +6.90
<7751> キヤノン 3730 116 +6.83
<7203> トヨタ 7500 151 +5.92
<2801> キッコーマン 3550 150 +5.88

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 43900 -4740 -185.94
<9613> NTTデータ 5770 -120 -4.71
<9433> KDDI 2724.5 -5 -1.18
<6952> カシオ 2234 -15 -0.59
<7733> オリンパス 3840 -15 -0.59
<3086> Jフロント 1933 -23 -0.45
<5201> 旭硝子 726 -9 -0.35
<8303> 新生銀 247 -2 -0.08
<9202> ANA 335.3 -0.1 -0.00

《NH》

 提供:フィスコ

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