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【市況】東京株式(大引け)=297円高、主力株軸に買われ急反発

 9日の東京株式市場は前日の米株高を引き継ぎ終始買いが優勢。寄り後伸び悩んだものの、前場後半からは一貫して下値を切り上げる展開となった。
 大引けの日経平均株価は前日比297円50銭高の1万8438円67銭と急反発。東証1部の売買高概算は25億4925万株、売買代金概算は2兆9712億7000万円。値上がり銘柄数は1618、対して値下がり銘柄数は235、変わらずは46銘柄だった。全体の85%強の銘柄が上昇する買い気の強い地合いだった。
 前日の米国株市場でNYダウが5日続伸しフシ目の1万7000ドル台を回復、これを受けて東京市場でも輸出主力株中心にリスクを取る動きが再燃した。前日に国慶節明けとなった中国・上海株市場がきょうも強調地合いを継続、後場に入り為替も円安傾向をたどったことも買い安心感を誘った。第2四半期決算発表に絡み消費関連の一角が軟調で、指数寄与度の高いファーストリテ<9983>が暴落して全体相場の足を引っ張ったものの、日経平均はそれを跳ね返し、高値引けで1万8400円台に乗せて着地している。
 個別では、ファナック<6954>が買われ、ソフトバンク<9984>も物色人気。7&iHD<3382>も堅調。東応化<4186>が急伸、大林組<1802>、飛島建<1805>、鹿島<1812>など建設株が活況高となったほか、宝HLD<2531>も大きく上値を伸ばした。マツダ<7261>も高い。半面、ファーストリテは大商いで一時5000円近い下げ。このほか松屋<8237>、吉野家HD<9861>、コカ・コーラEJ<2580>など消費関連株に下げが目立つ。ジャックス<8584>も安い。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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