【通貨】東京為替:ドルじり高、堅調な日経平均受けやや買い
9日午前の東京外為市場で、ドル・円はじり高となった。日経平均株価のプラス圏推移でややドル買い方向に振れている。
8日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(9月16-17日開催分)の議事録には、「引き締め時期は近づいたが、見通しが明確化するまで様子見が賢明」との見解が記されていた。また、インフレの下方リスクに言及されたことも明らかになり、ドル・円は前日海外市場で、119円68銭まで下落した。
ただ、その後は再び120円付近に戻しており、東京市場でもこの水準が続いた。ドル買い材料が乏しいため積極的な買いは入りにくいが、日経平均の上昇が相場を下支えしている。ランチタイムの日経平均先物がさらに堅調地合いとなっていることから、午後もややドル高・円安方向に振れやすいとみる。上海総合指数の値動きが、引き続き手がかりとなりそうだ。
ユーロ・ドルは1.1267ドルから1.1293ドル、ユーロ・円はもみあい、135円06銭から135円41銭で推移。
【要人発言】
・欧州連合(EU)
「不法移民の強制送還で合意」
【経済指標】
・豪・8月住宅ローン件数:前月比+2.9%(予想+4.7%)
《TY》
提供:フィスコ