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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 18,250円~18,450円。 

 米ダウ平均は、注目のFOMC議事録発表で多くの委員が利上げ見送りを支持したことが判明し、年内の米利上げ観測が後退したこと好感して続伸。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)195円高(円建)と大きく上昇して取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い先行から値上がりしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、欧米の株式市場が堅調であったことから、幅広いセクターに買戻しの動きが見られる公算であるが、週末特有のポジション整理に加え、大引け後に決算を発表したファストリテール(9983)が、ADR(米国預託証券)では7%強の大幅安となっていることが、相場の足枷となることが懸念されるだけに、上値は重い値動きが想定される。

 テクニカル的には、昨日の取引でも下値をサポートした、5日移動平均線(18,159円前後)が本日も支持線として下値を支え、上値は抵抗線であるボリンジャーバンドの+1σ(18,337円前後)が意識されそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、陰線ながらもボリンジャーバンド+1σ(2,517ポイント前後)を維持しているだけに、更なる上昇を期待したいところだが、一目均衡表の雲(2,523ポイント前後)、200日移動平均線(2,541ポイント前後)ボリンジャーの+2σ(2,550ポイント前後)と多くの抵抗線が控えているだけに、高値圏ではやや鈍い値動きとなりそうである。マザーズ指数も、強硬な抵抗帯である一目均衡表の雲(804ポイント前後)が上値を抑えそうなことから、高値回復には出来高増加などの支援材料が必要となるだろう。

 本日の予想レンジ 18,250円~18,450円。(ストック・データバンク 編集部)

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