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【通貨】NY為替:ドル・円119円93銭、FOMC議事録がドル高に言及&利上げ観測さらに後退


8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円68銭まで下落後、120円03銭まで反発し119円93銭で引けた。9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて早期利上げ観測が後退したほか、ドルの水準への懸念が示されたため、一時ドル売りが優勢となった。その後、議事録でほとんどのメンバーが世界経済の混乱が米国経済への見通しを大幅に変えることがないと見ていることが明らかになり、株式相場の急反発、債券利回り上昇に伴いドル買いが再燃した。


ユーロ・ドルは、1.1238ドルまで下落後、1.1327ドルまで上昇し、1.1275ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のハト派的な9月定例理事会の議事要旨を受けて、量的緩和(QE)の拡大観測によるユーロ売りが強まったが、FOMC議事録を受けたドル売りに反発した。ユーロ・円は、134円80銭まで下落後、135円59銭へ反発した。


ポンド・ドルは、1.5262ドルまで下落後、1.5371ドルへ上昇した。英中銀の議事録を受けて利上げ観測が後退しポンド売りになった後、FOMC議事録を受けたドル売りに反発した。ドル・スイスは、0.9730フランから0.9623フランまで下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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