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【市況】NY株式:ダウは138ドル高、FOMC議事録を好感


8日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は138.46ドル高の17050.75、ナスダックは19.64ポイント高の4810.79で取引を終了した。FOMC議事録を見極めたいとの思惑から、朝方は前日終値を挟んで小動きとなった。注目のFOMC議事録では、利上げによるインフレの下振れを懸念したほか、中国をはじめとする海外経済への警戒感が示された。利上げ見送りが僅差ではなく、大方の委員のコンセンサスであったことが報じられると上昇に転じ、引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。セクター別では全面高となり、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置の上昇が目立った。

ストレージ関連のEMC(EMC)はPCメーカーのデル(DELL)による買収観測で上昇。会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)は9月既存店売上高が市場予想を上振れ、上昇。一方で、ネット小売のアマゾン(AMZN)はテレビサービスへの参入を検討しているとの思惑で下落。またアマゾンが手作り・クラフト作品を専門に扱う新事業の新設が報じられ、競合のエッツィー(ETSY)やイーベイ(EBAY)が売られた。

非鉄金属のアルコア(AA)は、マーケット終了後に7-9月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を下振れた。時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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