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2015年10月08日18時40分

【特集】ソーバル Research Memo(6):通期は保守的な予想、売上高・利益ともに上振れの可能性も


■2016年2月期通期予想

ソーバル<2186>の2016年2月期の通期の連結業績予想は売上高が前期比2.6%増の7,100百万円、営業利益が同5.1%増の580百万円、経常利益が同3.5%増の580百万円、当期純利益が同5.0%増の350百万円と期初予想を維持した。同社によれば、アンドール社の業績の見通しが不透明なためとしている。

しかし、デジタル機器の性能向上競争は今後、ますます、激化していくと考えられる。ファームウェアはデジタル機器の性能向上を実現する中核ソフトであるため、需要は今後も拡大していくと予想される。さらに、技術の特殊性からファームウェアを提供できる企業は極めて限られている。また、同社は長年のソフト開発の成果が顧客から高い信用を得ている。最近は、中国経済の減速、米国の利上げ時期などで世界経済の先行き不安が拡大しているが、同社の事業分野はデジタル機器メーカーが新製品を開発する際に受注するため、メーカーが新製品の開発時期を遅らせるといった、よほどの景気悪化に陥らない限り、事業が急減速するリスクは低い。

経営の基本方針として「安定成長の継続」を掲げているが、以上のような市場拡大、競合の少なさ、顧客からの信頼という3つの点に加え、景気の先行きが不透明ななかでも安定した事業を継続しやすいというビジネスモデルを考慮すると、下半期も堅調に業績が推移すると考えるのが妥当だろう。

加えて、同社の業績予想はもともと保守的であり、予想を抑える傾向がある。第2四半期の着地から推測すると、売上高、利益ともに予想を上振れる可能性が極めて高いと考えていいだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)

《HN》

 提供:フィスコ

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