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【特集】ソーバル Research Memo(2):受注好調で増収増益、通期予想進捗率も50%を上回る


■2016年2月期第2四半期連結決算

(1)概要

ソーバル<2186>は、ファームウェアという、デジタル機器の性能向上に不可欠なうえ、カスタマイズ性の高い特殊なソフトウェアの開発受託を主力業務にしている。同分野で数少ない上場企業でもある。また、近年は、業務系やWeb系のソフト開発にも力を入れるとともに、M&A、新規事業領域にも積極的に取り組み、事業領域を着々と拡大している。さらに、事業の選択と集中にも取り組み、黒字であるが非中核事業であるRFID事業を2015年3月に同業の(株)アートファイネックス(代表取締役社長:中村隆治(なかむらりゅうじ)氏、本社:福井県鯖江市)に事業譲渡した。

これらの事業戦略を進めながら、経営の基本方針としては「安定成長の継続」を掲げ、着実な業績向上を実現している。2016年2月期第2四半期決算も、この基本方針が堅持されていることを裏付ける結果となった。なお、RFID事業の売却により、当期からセグメントはファームウェア及び業務系・Web系ソフト開発などのエンジニアリング事業だけになった。

2016年2月期第2四半期の連結決算は、売上高が前年同期比8.0%増の3,737百万円、営業利益が同22.5%増の332百万円、経常利益が同24.0%増の342百万円、四半期純利益が同25.9%増の201百万円となった。期初予想に比べて売上高は6.7%、営業利益は20.7%、経常利益は24.3%、四半期純利益は25.6%上振れとなった。さらに、通期予想に対する進捗率は売上高が52.6%、営業利益が57.2%、経常利益が58.9%、四半期純利益が57.4%といずれも50%を上回った。以下、売上高と利益に関して、さらに分析する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)

《HN》

 提供:フィスコ

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