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【経済】7-9月期の中国GDPを巡る思惑


 10月19日に中国の7-9月期国内総生産(GDP)が発表される。現時点での市場予想は前年比+6.8%程度となっているが、一部の市場関係者は「相当悪い数字になる」と警戒しているようだ。

 中国の経済統計は、より信頼性の高いものになりつつあるが、7-9月期のGDPはそのことを証明する証拠のひとつになるとの声が聞かれている。一部の市場関係者は前期比の数字が大変重要であると指摘しており、現時点の市場予想(+1.8%程度)を大幅に下回る数字が出てくることを警戒しているようだ。前期比+1%程度に減速してもおかしくないとの声も聞かれている。

 なお、28年前の10月19日は、世界的な株価暴落となった「ブラックマンデー」が起きているが、2015年10月19日も月曜日となる。中国の7-9月期GDPが想定外の悪い数字になった場合、中国発の世界同時株安が発生しても不思議ではないと、市場関係者の一部は警戒している。
《MK》

 提供:フィスコ

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