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【市況】8日の中国本土市場概況:上海総合3.0%高と続伸、創業板は5.2%上昇


国慶節連休明け8日の中国本土マーケットは、大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比90.58ポイント(2.97%)高の3143.36ポイントと続伸した。上海A株指数は94.92ポイント(2.97%)高の3292.29ポイント。外貨建てB株相場も上昇する。上海B株指数が7.95ポイント(2.57%)高の317.67ポイント、深センB株指数が43.21ポイント(4.11%)高の1093.94ポイントで引けた。

休場中の好材料が相場を押し上げる。9月・中国製造業PMIの上振れが発表されたほか、中国人初の「ノーベル生理学・医学賞」受賞が決まったことなどがポジティブ。連休入り直前の9月30日夜、住宅ローン規制の緩和が発表されたことも支援材料だ。

時価総額上位のエネルギー株がけん引し幅広く上昇する。中国神華能源(601088/SH)が4.1%高で引けた。業界支援策を引き続き手がかりに自動車株も買われる。不動産株やインフラ関連株、消費関連株、ITハイテク関連株、発電やガスの公益株、金融株なども物色された。ノーベル賞関連の医薬バイオ株も高い。受賞理由となった「アルテミン」を扱う上海復星医薬集団(600196/SH)や華潤双鶴薬業(600062/SH)など、値幅制限いっぱいまで買われる銘柄が続出した。ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数も5.17%高と急伸している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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