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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:イオンモール、ジグソー、日本紙、住友林

■イオンモール <8905>  2,036円  +140 円 (+7.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 7日、イオンモール <8905> が決算を発表。16年2月期上期(3-8月)の連結経常利益が前年同期比8.9%増の196億円と、従来予想の185億円を上回って着地したことが買い材料。新規ショッピングセンターの開設効果に加え、既存モールにおける大型改装が奏功し、国内事業の収益が伸びたことが寄与。販管費の抑制なども増益に貢献した。

■ジグソー <3914>  11,460円  +360 円 (+3.2%)  11:30現在
 ジグソー<3914>が4日ぶりに反発。同社は7日、インターネットインフラ・システム開発・モバイルデータ通信・ビッグデータ解析・セキュリティー・M2Mなどの特定領域に強みを持つ多くの企業と連携し大きなマーケット獲得を目指すコンソーシアム「JIG-SAW Sales Alliance Program for D.U」にFFRI<3692>など新たに6社が参画したと発表。今後の展開が期待されているようだ。このコンソーシアムは、ジグソーが持つIoT分野のオリジナルサービスおよびオリジナルコンポーネントと、パートナー各社が持つデータストア・クラウド機能やインターネットインフラ機能などを連携し高付加価値のサービス提供を目指す。

■イオンファンタジー <4343>  1,795円  +50 円 (+2.9%)  11:30現在
 イオンファンタジー<4343>が反発。同社は7日引け後、16年2月期の中間期の連結決算を発表。売上高は前年同期比17.3%増の278億6000万円に、営業利益は同27.6%減の12億6700万円となった。売上高はファンフィールドとの合併や海外事業の売上増加により当該期間での過去最高を記録したものの、積極的な出店や合併による一時的なコスト増、人民元の切り下げによる為替差損などが発生したため増収減益で着地。市場では、一時的なコスト増よりも売上高過去最高が評価されているようだ。

■日本製紙 <3863>  2,018円  +52 円 (+2.6%)  11:30現在
 7日、日本紙 <3863> が特種東海 <3708> と段ボール原紙および重袋用・一般両更クラフト紙事業で提携することで基本合意したと発表したことが買い材料。提携により、両社は同事業の販売機能を統合するほか、特種東海の島田工場を分社化し同社は新製造会社へ出資する。古紙価格の高止まりや原燃料価格上昇など厳しい事業環境が続く製紙業界で、コスト・品質競争力の強化や効率的販売体制の構築、サービスの強化を図る。なお、最終合意は16年10月をメドに実施するとしている。発表を受けて、相乗効果や競争力の強化による将来的な業績への寄与に期待する買いが向かった。

■住友林業 <1911>  1,400円  +23 円 (+1.7%)  11:30現在
 住友林業<1911>が4日続伸。同社は7日、インドでの新たな事業展開を目指し、キッチン・家具メーカーのSpaceWood Furnishers社(SFPL社)と資本業務提携したことを発表した。SFPL社はインドで最も知られたキッチン・家具メーカーのひとつで、更なる事業領域拡大を図るべく、建具(ドア・ドア枠)製造ラインの立上げを目指している。同社は傘下の住友林業クレストを通じて技術支援を行い、将来的にはドア以外の木質内装建具へも製品ラインを拡大できるよう共同で取組んでいく方針。

■オリンパス <7733>  3,905円  +10 円 (+0.3%)  11:30現在
 7日、オリンパス <7733> が医療機器の主要製造拠点である白河事業場内に建設していた新工場が完成したと発表したことが買い材料視された。今回の新工場建設により、調達から製造、修理までをより効率的に行える新体制が実現する。新工場は一部6階建ての免震構造で、総工費は約99億円となっている。10月末より本格稼働を予定しており、医療事業の効率化による収益貢献に期待する買いが向かった。

■コカイースト <2580>  1,801円  -138 円 (-7.1%)  11:30現在  東証1部 下落率5位
 7日、コカイースト <2580> が15年12月期の連結経常利益を従来予想の158億円→105億円に33.5%下方修正。増益率が64.5%増→9.3%増に縮小する見通しとなったことが売り材料視された。消費増税後の購買業態の変化や夏の天候不順の影響などで、自動販売機での販売が想定を下回ることが利益を圧迫する。

■ミニストップ <9946>  2,577円  -178 円 (-6.5%)  11:30現在  東証1部 下落率8位
 ミニストップ<9946>が急反落。同社は7日の取引終了後、16年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。営業総収入は967億4300万円(前年同期比22.2%増)、営業利益は27億900万円(同35.1%増)、純利益は13億8900万円(同37.2%増)と大幅な増収増益を達成したが、株価は2日に2817円の年初来高値を更新していたことから、この日は利食い売りなどに押されている。 店内加工ファストフードは、テレビCMなど積極的なプロモーション活動を実施したコールドスイーツ商品を中心に、前年を大きく上回る売り上げとなっている。加えて戦略的にスクラップ&ビルドを実施、積極的な出店を進めた効果がでている。通期業績は営業総収入2090億円(前期比28.9%増)、営業利益34億円(同14.7%増)、純利益10億円(同14.1%増)と従来見通しを据え置いた。

■イオン <8267>  1,865.5円  -108.5 円 (-5.5%)  11:30現在
 イオン<8267>は急反落。同社は7日取引終了後、16年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。売上高に相当する営業収益は4兆748億8900万円(前年同期比18.7%増)、営業利益は722億6600万円(同66.6%増)、最終利益は21億2900万円(同5.4%増)だった。GMS(総合スーパー)事業は赤字だったものの、多様化する消費者ニーズへの迅速な対応などを目的に再編を進めたスーパー・ディスカウント事業やドラッグ・ファーマシー事業が好調で業績に寄与した。ただ、通期業績予想は従来見通しを据え置くなか、第2四半期営業利益の通期1750億円予想に対する進捗率は41%にとどまっていることもあって売りを誘った。

●ストップ高銘柄
 北日本紡績 <3409>  117円  +30 円 (+34.5%) ストップ高   11:30現在
 フリークアウト <6094>  1,459円  +300 円 (+25.9%) ストップ高   11:30現在
 パシフィックネット <3021>  1,003円  +150 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 サン電子 <6736>  985円  -300 円 (-23.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 第一中央汽船 <9132>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、2銘柄

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