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【特集】SFPダイニング<3198>活気のある日本の居酒屋として外国人にも人気


ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』9月24日放送において、SFPダイニング<3198>を取り上げている。主な内容は以下の通り。


■会社概要
手羽先唐揚専門店「鳥良」、海鮮居酒屋「磯丸水産」を中心に、飲食事業を直営方式でチェーン展開しています。2015年6月末時点で9業態153店舗を展開。2014年12月に東証2部に上場し、2015年4月にクリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の子会社となりました。

■店舗の特徴など事業の概要
「鳥良」「磯丸水産」を中心に、主に首都圏に店舗を展開しています。業態は、鳥良のカジュアル版である「鳥良商店」、24時間年中無休で1貫から注文ができ、回らない「きづなすし」、お好み焼き・鉄板焼きの「鉄板二百℃」、リーズナブルな価格で蕎麦を提供する「玉川」、そのほかカジュアルスペイン料理、洋食も展開しています。

磯丸水産が成長ドライバーで、首都圏繁華街エリア、郊外エリア、関西地域における出店を進めており、店舗数は6月末時点で107店舗となっています。24時間営業を行っている点が特徴のほか、海の家を模した内装やレトロな雰囲気も人気を博す要因となっています。また、活気のある日本の居酒屋として外国人も訪れているようです。

鳥良は創業来の事業で、6月末時点で36店舗を展開しています。徹底した手づくりにこだわっているほか、店舗づくりも、落ち着いた雰囲気は共通に1つとして同じインテリアの店舗がないなど、店舗レベルでの差別化も図っています。カジュアル版鳥良である「鳥良商店」も好調で、トライアルを継続して行っています。

■足元の業績と通期の見通し
8月6日に発表した2015年9月期の第3四半期決算は、売上高が前年同期比44.4%増の20,872百万円、営業利益が同43.0%増の2,037百万円となりました。収益性の高い磯丸水産の出店を進め、第3四半期累計計画の34店舗を上回る39店舗を出店したことなどが、業績をけん引しました。

通期も、磯丸水産の出店加速や鳥良業態の進化などの施策で、売上高は42.5%増の28,630百万円、営業利益は同44.5%増の2,860百万円と大幅増収増益を見込んでいます。また、可能な限りの出店前倒しを進めており、通期の出店計画42店舗に対して、第3四半期累計で既に41店舗とほぼ計画を達成しています。出店加速による人員の確保に関しては、採用担当者を増強し、地方採用、媒体数の拡大など採用チャネルを増加。そのほか、社内アルバイトからの登用を拡大することなどで社員の定数を確保しています。また、購買部を新設し食材の調達やコストコントロールも強化を行っています。

■株主還元策
新規出店による事業規模の拡大及び財務基盤の強化を優先するため配当金は実施していないものの、3月、9月末の株主に対して、同社店舗で使用できる株主優待券を、それぞれ4,000円分贈呈しています。2回受け取ると年間8,000円となり、利回りは前場終値1647円で計算すると4.9%と高水準です。9月末の権利付き最終売買日を明日に控えていることから、関心が高まる可能性も期待されます。


ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TM》

 提供:フィスコ

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