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2015年10月08日10時38分

【特集】クイック<4318>リクルーティング事業で20%超の成長を見込む


ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』9月14日放送において、クイック<4318>を取り上げている。主な内容は以下の通り。


■事業内容
セグメントは、リクルーティング事業、人材サービス事業、情報出版事業、その他に分類されている。リクルーティング事業は、リクナビ・リクナビ派遣・リクナビNEXT ・タウンワークをはじめとした、主にリクルート社の新卒・中途採用メディアを効果的に活用して、企業の人材採用を支援している。人材サービス事業は、人材紹介、アウトソーシング(人材派遣・紹介予定派遣・業務請負) サービスを展開している。情報出版事業は、北陸3 県及び新潟で地域密着型の事業を展開しており、地域無料情報誌の発行、ポスティング、カウンター業務を手掛けている。その他にはネット関連事業、海外事業が含まれる。2015年3月期売上構成比は、リクルーティング事業が25%、人材サービス事業が52%、情報出版事業が15%、その他が7%。

■2015 年3 月期業績
5 年連続の増収増益、営業利益をはじめ経常利益、純利益でも過去最高益を更新という結果となった。雇用と所得環境が改善するなか、業績回復に伴う企業の採用意欲が高まったことで、幅広い業種で人材を確保する動きが強まるなど事業環境が改善。すべてのセグメントで増収を記録した。

■2016 年3 月期第1 四半期業績
2016 年3 月期の第1 四半期は、売上高が前年同期比5.0% 増の3,473 百万円、営業利益が同0.1% 増の981 百万円、経常利益が同4.6% 減の991 百万円となった。増収率と比較して利益の伸びが低いのは、人材登録のための広告宣伝費を増額させたことに加え、新卒採用等の人員強化により経費面が拡大したため。現状、今期のスタートについては、当初計画に対して、やや計画を上回る推移と言える。

セグメント別では、リクルーティング事業が売上高で前年同期比14.9%増の665 百万円、営業利益で同24.1%増の156 百万円。企業の採用意欲の高まりを受け、正社員、アルバイト・パート、派遣スタッフ等の雇用形態に関わらず、中途採用領域全般において求人広告の取り扱いが拡大した。また、大学生向け新卒採用商品において、採用活動の開始が3 月へと遅れたことから4 月以降も採用広告の取り扱いが順調に推移している。採用サイトの作成や採用業務の受託など付帯サービスの取り扱いも増加した。

人材サービス事業が売上高で同3.8% 増の2,199 百万円、営業利益で同0.7% 増の953 百万円。企業の設備投資マインドの改善や東京オリンピック開催等による建築・土木分野及び製造分野等での採用ニーズの高まりを受け、一般企業を対象とした人材紹介は想定よりも順調に推移している。病院や介護施設等の医療機関を対象とした看護師紹介も堅調だ。一方、競合企業との登録者獲得競争に向けたプロモーション強化や人員増によって費用も増加しているが、こちらは期初想定通りの消化となっており、トータル損益で予想を上回る推移となっているようだ。

■2016 年3 月通期の業績予想
2016 年3 月通期の業績予想は売上高で前期比8.2% 増の12,200 百万円、営業利益で同23.6% 増の1,710 百万円、経常利益で同16.6% 増の1,730 百万円、当期純利益で同16.8%増の1,155 百万円と高成長の持続が予想されている。11.3期の黒転以降、営業増益率は前期まで136%、21%、57%、33%と高水準が続いている。競合他社との競争は激化するものの、アベノミクスや原油安を背景とした国内景気の回復持続が予想されることから、人材市場も堅調に推移すると見込まれている。

■中期シナリオ
同社では2018 年3 月期を最終年度とする中期経営計画を策定している。売上高で15,300百万円、営業利益で2,480 百万円、経常利益で2,500 百万円、当期純利益で1,692 百万円が目標数値となる。リクルーティング事業においては、アルバイト・パート採用広告をはじめとしたリテール商品を拡大させることにより、事業全体で20%超の成長を見込んでいる。さらに、人材紹介においては、建築土木、プラント、MR、機械など専門性の高いスペシャリストに特化して、各々の分野でトップシェアを取るブティック戦略により、業界知名度や優位性、価格決定権を獲得し、成長スピードを加速させる方針だ。大きな投資が必要ない業種であることから、2015 年3 月期の実績で27.9% のROE は、さらに向上することになるとみられる。

■株主還元
同社は2014 年9 月に東京証券取引所市場第1 部銘柄に指定された。2016 年3 月期通年で配当性向を30% から40% へ引き上げたことは、東証1 部への指定替えでさらに株主を意識した結果であろう。利益の増加も相まって、1 株当たり配当は前期比4.0円増の25.0 円(中間13.0 円、期末12.0 円) 11.3期から連続増配中だ。配当利回りは2.9%と相対的に高い水準だが、株主優待も用意されている。毎年3 月31 日現在の株主名簿に記載または記録された同社株式100 株(1単元) 以上を保有している株主を対象に、QUO カード500円分が贈呈される。


ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TM》

 提供:フィスコ

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