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【市況】東京株式(寄り付き)=米株高継続も目先利益確定で小安い

8日の東京株式市場は売り買い交錯のなかやや売り優勢、寄り付きの日経平均株価は前日比12円安の1万8310円と小幅反落。前日の米国株市場ではヘルス・ケアやバイオ関連株が牽引し、NYダウ、ナスダック指数など主要指数が総じて高くリスク選好ムードが続いている。米国では9月の米雇用統計発表を境に利上げ時期の後ずれが強く意識されるようになっており、流動性期待の継続が世界株市場にもプラスに働いている。ただ、日経平均株価は前日まで6日続伸で、この間に8.2%の上昇をみせており目先的には利益確定売り圧力も強まる場面。シカゴ日経平均先物は大阪取引所の清算値を35円下回る1万8345円台で着地しており、朝方はこの水準を意識する展開となっている。1ドル=120円近辺でもみ合う為替の動向に注目が集まるほか、前場後半は国慶節の休日明けとなる中国・上海株市場の動向も注視されそうだ。WTI原油先物価格が反落していることからエネルギー関連株には逆風となる。なお、寄り前に発表された8月の機械受注は設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」は事前予測に反して前月比5.7%減となったが反応は限定的となっている。寄り付き時点で業種別では33業種中、17業種が高く、値上がり上位に海運、機械、精密機器、情報通信、紙パルプなど。値下がりでは鉱業、空運、ゴム製品、小売、石油など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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