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【市況】NY株式:ダウは122.10ドル高、バイオ銘柄に買い戻し広がる


7日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は122.10ドル高の16912.29、ナスダックは42.79ポイント高の4791.15で取引を終了した。商品価格の上昇や欧州・アジア株が軒並み全面高となったことで、買いが先行。午後になって原油価格が反落したことが上値を抑えたものの、昨日売られたヘルスケア・バイオセクターに買い戻しが広がり、堅調推移となった。欧州中央銀行(ECB)が追加緩和に動くとの思惑も相場を下支えした。セクター別では、自動車・自動車部品や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で消費者・サービスや公益事業が下落した。

ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)は、決算内容が嫌気され大幅下落となった。グラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)は弱気な16年度の業績見通しを受け、軟調推移。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は著名投資家サウジアラビアのアルワリード王子が持ち株比率を5%超まで引き上げたことが好感され、上昇。ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)はシティグループによる買い推奨を受け、堅調推移となった。

バーナンキ前FRB議長は米景気拡大が順調であるとしたものの、海外動向が米国の経済成長に及ぼす影響の見極めには数カ月を要することが利上げ判断を難しくしているとの見方を示した。


Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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