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【市況】テクニカル面では好転、連休明け中国市場に期待感


『米株式市場』

 6日のNY市場はまちまち。8月貿易赤字の拡大を背景に年内利上げ観測が後退、原油高を背景にエネルギー株を中心にNYダウは小幅に続伸した。一方で薬価に対する警戒からバイオ株が弱い値動きをみせており、ナスダックは下落。ダウ平均は13.76ドル高の16790.19、ナスダックは32.90ポイント安の4748.36。

 グローベックスの米株先物はNYダウで120ドル高程度を織り込んでおり、買い先行の展開が見込まれる。これにより直近戻り高値を捉えてくるほか、一目均衡表では雲を上放れてくる可能性が高く、テクニカル面ではシグナルが好転する。

 なお、米サンフランシスコ地区連銀総裁は6日、9月は雇用拡大ペースが減速したが、それでも連邦準備制度理事会(FRB)は年内に短期金利の引き上げに踏み切るとみていることを明らかにした。国際通貨基金(IMF)は今年の世界経済成長率を前回の3.3%から、0.2pt引き下げ3.1%としている。

 一方で、英ヘッジファンドのアルジェブリス・インベストメンツは、中国株が買いの好機との見解を示している。新興国経済の不安感が根強いなか、国慶節明けの中国市場の先高期待が高まるようだと、ポジティブ材料になりそうだ。なお、中国が休場の間、ハンセン指数はリバウンドが続いており、8月以来の水準を回復している。
《TY》

 提供:フィスコ

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