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2015年10月07日19時30分

【経済】2%物価目標の妥当性についての再考


 日本銀行(日銀)は本日開催の金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を賛成多数で決めた。市場参加者のほぼ全員が金融政策の現状維持を予想しており、サプライズ(追加緩和の決定)はなかった。主要国の株価や為替相場は落ち着きを取り戻しており、金融政策の現状維持は妥当な判断であると思われる。

 ただし、2%の物価目標の達成がより困難となりつつあることは否めない。黒田総裁は2%の物価目標の達成時期について2016年度前半ごろとの見方を改めて表明した。何らかの理由で時期は多少前後する可能性があると指摘しているが、現時点でインフレ率は0%前後で推移しており、市場関係者の間では1%レベルに戻ることすら難しいとの声が聞かれている。

 原油安の影響は年内に剥落するかもしれないが、原油価格がさらに低下した場合、日銀が2%の物価目標自体を改定することがあっても決して不思議ではない。
《MK》

 提供:フィスコ

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