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【市況】7日の香港市場概況:ハンセン3.1%高で反発、石油・石炭株に買い


7日の香港市場は大幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比684.14ポイント(3.13%)高の22515.76ポイントと急反発し、本土企業株で構成されるH株指数が463.26ポイント(4.66%)高の10394.79ポイントと5日続伸した。H株指数が終値で心理的節目の10000ポイント台を回復するのは、9月18日以来、約3週ぶりとなる。売買代金は1086億7000万香港ドルに膨らんだ(6日は783億1400万香港ドル)。

原油市況高で、投資家のセンチメントが上向く。昨夜のWTI原油先物が4.91%高と大幅続伸したことを材料に資源株が軒並み急伸し、相場を押し上げた。ハンセン指数の構成銘柄では、石油や石炭のエネルギー株が高い。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が13.7%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)と中国神華能源(1088/HK)がそろって9.2%ずつ値を上げた。石油株に関しては、昨夜のWTI原油先物が4.91%高と大幅続伸したことを好感している。天然ガス事業の昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が8.5%高、石油精製の中国石油化工(サイノペック:386/HK)が6.6%高と値上がり率上位に並んだ。時価総額上位の金融株も軒並み上昇する。

非鉄セクターも急伸。モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(チャイナ・モリブデン:3993/HK)が6.2%、銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)が4.8%、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が4.1%ずつ買い進まれた。

ゼネコンや発電設備などインフラ関連セクターも物色される。中国中鉄(390/HK)が10.1%高、中国交通建設(1800/HK)が4.9%、上海電気集団(2727/HK)が5.5%高で引けた。セメントや鉄鋼などの素材関連株もしっかりで引けている。

なお、本土市場は明日(8日)から取引を再開する。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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