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【市況】日経平均は6日続伸、金融政策の現状維持決定で一時下落も切り返す/相場概況


日経平均は6日続伸。6日の米国市場では、原油価格の上昇を受けてエネルギー株を中心にNYダウは小幅続伸。一方で、薬価に対する警戒からバイオ株が弱い値動きとなり、ナスダックは下落するなどまちまちだった。こうした流れを受けて、日経平均は小幅安からスタートすると、前場は日本銀行・金融政策決定会合の結果発表を控え、前日終値を挟んだもみ合いとなった。金融政策の現状維持を決定したことが伝わると、後場の寄り付きで143円安まで下げ幅を広げたが、後場半ばに先物の買戻しから急伸、プラスへと切り返した。

大引けの日経平均は前日比136.88円高の18322.98円となった。東証1部の売買高は23億2839万株、売買代金は2兆5804億円だった。業種別では、鉱業が6%超の上昇となったほか、鉄鋼、卸売業が上昇率上位だった。一方、空運業、医薬品、繊維製品が下落率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、東電力<9501>などが堅調。JT<2914>、三井物産<8031>、日立<6501>、ホンダ<7267>が5%超、三菱商<8058>が7%超の上昇に。また、日本アジア投資<8518>、三井海洋<6269>、北電工業<6989>などが東証1部上昇率上位となった。一方、ファーストリテ<9983>、日本電産<6594>、KDDI<9433>などが軟調。村田製<6981>やアルプス<6770>の下げが目立ったほか、前日決算発表した良品計画<7453>は7%近い下落に。また、岩谷産<8088>、JIN<3046>、良品計画などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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