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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 18,000円~18,300円。

 米ダウ平均は、原油価格上昇を好感しエネルギーセクター中心に買い先行となったが、国際通貨基金(IMF)発表の世界経済成長見通しが下方修正されたことが足枷となり、小幅高に留まって取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値と同じ水準で取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り買い拮抗から、昨日の終値近辺での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、原油価格が約1ヶ月振りの水準まで上昇したことを材料に、エネルギーセクターの一部には買戻しの動きも見られそうだが、連日の値上がりで短期的過熱感が懸念され、また、世界経済の成長見通しが下方修正されたことはややネガティブな材料だけに、利益確定からマーケットは上値の重い値動きが推測される。

 テクニカル的には、昨日の取引で日経平均は終盤失速しながらも、ローソク足はボリンジャーバンドの中心線(17,986円前後)~+1σ(18,400円前後)のレンジ内に収まったことから、本日の取引でも中心線をサポートラインとしながら、同レンジ内取引となりそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、引き続き底堅い値動きが予想されるが、2523ポイント(ボリンジャーバンド+1σ)・2,539ポイント(200日移動平均線)・2,546ポイント(一目均衡表の雲)と、抵抗線が目白押しで控えていることから、当面は上値の重い展開が想定される。マザーズ指数は、昨日の取引では一目均衡表の雲に押し戻される形となっており、その雲もここから下がってくることから、しばらくは上値を抑えられた取引が続きそうだ。

 本日の予想レンジ 18,000円~18,300円。(ストック・データバンク 編集部)

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