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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 18,200円~18,500円。 

 米ダウ平均は、早期利上げ観測後退や環太平洋連携協定(TPP)交渉が大筋合意に達したこと好感し、終始堅調な値動きから1カ月半ぶりの高値圏で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)290円高(円建て)と大きく値上がりして取引を終えていことから、東京市場の朝方も買い先行からシカゴの清算値である18,360円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、為替市場でドルが堅調な値動きとなっていることから、輸出関連やTPP関連を中心に物色される公算であるが、直近安値からの上昇幅も1,000円を超えていることから、高値圏では短期的な利益確定の売りによりやや伸び悩む値動きが想定される。ただ、ドルが抵抗線である200日移動平均線(120円82銭前後)突破し、121円台を回復するようなポジティブな変化があれば、続伸後に上値を試す場面もあるだろう。

 クニカル的には、昨日の取引は堅調な展開ながらも、チャート上の抵抗線である5日移動平均線(18,017円前後)と、一目均衡表の基準線(18,047円前後)に更なる上昇を阻まれたが、本日はどちらの抵抗線も始値から越えてくることが予想され、そのまま当面の下値メドなりそうである。上値はボリンジャーバンドの+1σ(18,486円前後)が一番近い抵抗線であるだけに、そこが目先の上値メドとなり、バンドブレイクから19,000円を目指す展開が期待される。

 新興市場のジャスダック平均は、抵抗線である25日移動平均線(2,488ポイント前後)を突破してきたことから、次の目標は200日移動平均線(2,538ポイント前後)奪還である。マザーズ指数は、ボリンジャーバンドの+1σ(794ポイント前後)のバンドブレイクに成功し、800ポイントの大台回復に成功したが、ここからは強硬な抵抗帯である一目均衡表の雲が、814ポイント~854ポイントの水準に位置していることから、しばらくは上昇スピードが抑えられることが推測される。

 本日の予想レンジ 18,200円~18,500円。(ストック・データバンク 編集部)

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