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【市況】5日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で3日続伸、消費関連株、資源株が買われる


週明け5日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比348.41ポイント(1.62%)高の21854.50ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が197.07ポイント(2.03%)高の9883.71ポイントと、そろって3日続伸した。売買代金は759億1800万香港ドルに減少している(2日は909億5300万香港ドル)。

外部環境の改善が追い風。米利上げ時期が後ずれする??との観測が流れるなか、先週末のNY株が急伸した流れを継いだ。中国国内の環境も悪くない。政策期待が持続している。今週7日まで本土は国慶節連休のため目先の材料には乏しいものの、今月中旬には中国共産党の重要会議である第18期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が開催される予定だ。

ハンセン指数の構成銘柄では、消費関連株の上げが目立つ。即席めん・飲料大手の康師傅HD(ティンイー:322/HK)が5.6%高、マカオ・カジノ運営会社の銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテイメント:27/HK)が5.3%高、婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(ベル・インターナショナル:1880/HK)が5.0%高で引けた。本土が国慶節連休(1~7日)のため、消費活動が活発化するとの期待感が先行している。マカオ関連に関しては、国慶節連休前半に当たる1~3日の3日間で、マカオを訪れた本土観光客が前年比16.4%増の42万7325人に達したことが好感された。

石炭や非鉄の資源株も買われる。中国神華能源(1088/HK)が3.9%高、中国中煤能源(チャイナ・コール・エナジー:1898/HK)が3.4%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が3.5%高、江西銅業(358/HK)が2.1%高と上昇した。

H株保険セクターも軒並み高。中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が5.2%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.5%、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)と中国平安保険(2318/HK)がそろって2.9%ずつ値を上げた。

なお、本土マーケットは、10月1日から7日まで国慶節連休で休場となっている。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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