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【市況】東京株式(大引け)=280円高、米株高引き継ぎ4日続伸

 5日の東京株式市場は前週末の米国株高を受けて終始買い優勢、後場後半伸び悩んだものの日経平均株価は1万8000円大台を回復して着地した。
 大引けの日経平均株価は前週末比280円36銭高の1万8005円49銭と大幅高で4日続伸。東証1部の売買高概算は18億9654万株、売買代金概算は2兆29億6000万円。値上がり銘柄数は1390、対して値下がり銘柄数は416、変わらずは92銘柄だった。売買代金は売買活況の目安とされる2兆円はかろうじて上回ったものの8月17日以来の低水準だった。
 注目された9月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが市場コンセンサスを大幅に下回り、利上げ観測が後退しNYダウの急反発につながった。これを受けてきょうの東京市場は主力株中心にリスクを取る動きが継続、先物主導で日経平均は一時350円高超に買われる場面も。今週に日銀の金融政策決定会合やFOMCの議事要旨発表などを控え、その後は市場エネルギー不足のなかで伸び悩んだものの、全体売り物薄のなか、高値圏で頑強な推移が続いた。
 個別では、ソフトバンク<9984>が活況裏に上値を伸ばし、OLC<4661>が物色人気。ファーストリテ<9983>、JAL<9201>、JT<2914>も高い。林兼産<2286>が急伸、井関農<6310>、日農薬<4997>などTPP関連が買いを集め、NTTデータ<9613>などマイナンバー関連にも買いが流入した。半面、富士重<7270>が冴えず、五洋建<1893>も安い。エクセル<7591>が急落、日パーカライ<4095>、ソースネクスト<4344>の下げも目立つ。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年10月05日 15時52分

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