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2015年10月05日12時36分

【特集】<話題の焦点>=百貨店がデジタル導入、バーチャル試着で底上げ狙う

 百貨店各社がバーチャル試着(デジタル試着)を導入する動きを活発化させている。リアル(現実)店舗とネットを融合させたオムニチャネルが広がりをみせるなか、新たな買い物体験を提供することで衣料品販売の底上げを狙う。

 高島屋<8233>は9月16日から日本橋店および新宿店でパーソナルオーダーブランドの販売を開始した。セーレン<3569>のデジタルプロダクションシステム「ビスコテックス」を活用し、等身大モニターとタブレット端末を用いて型や柄、色など47万通りの組み合わせのなかからオリジナルの1着を作ることができる。

 そごう・西武は、凸版印刷<7911>の技術を利用して28色のカシミヤニットのバーチャル試着体験ができるカラーフィッティングサイネージを西武池袋本店など5店舗で提供。試着したイメージ「マイカラーパレット」をプリントアウトして持ち帰り、通販サイトで購入することが可能だ。

 三越伊勢丹ホールディングス<3099>は8月下旬から期間限定で伊勢丹新宿本店に、試着した姿を360度から確認できるメモリー機能付きのデジタル技術を使用したミラーを試験導入。今後もデジタルとファッションの融合に注力する意向を示している。

 松屋<8237>は今夏、東芝<6502>が開発したシステムで浴衣のバーチャルフィッティングを実施。両社はICTソリューションを適用した百貨店づくりのプロジェクトを推進中で、松屋創立150周年にあたる2019年、東京五輪が開催される2020年に向けさまざまな取り組みを展開する。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年11月05日 10時39分

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