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2015年10月05日11時51分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:サンバイオ、井関農、富士通ゼ、クラリオン

■サンバイオ <4592>  1,203円  +120 円 (+11.1%)  11:30現在
 サンバイオ<4592>は寄り付きから買いが集中しカイ気配スタートとなった。同社は5日から米国の連結子会社で外傷性脳損傷(TBI)の再生細胞薬に関する臨床試験を始めることを発表、これが短期資金の買いを呼び込んでいる。株式需給面では売り物薄で気配値のまま水準を切り上げる展開に。

■井関農機 <6310>  189円  +13 円 (+7.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 井関農機<6310>が急反発。同社は稲作向けを主力とする農業機械の大手で、スマート田植機の開発や農業生産者向けクラウドサービスなどICT化戦略で先駆する。今回最終的な閣僚会合として注目されていた米アトランタで開催の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉は、参加12カ国が大筋合意に達する見込みとなった。これを受けアベノミクスが推進する成長戦略のひとつである農業分野強化の思惑が、同社など農機メーカーのビジネスチャンスに結び付くとの期待につながり買いを誘っている。このほか、丸山製作所<6316>やクボタ<6326>なども同様の背景で物色資金を呼び込んでいる。

■富士通ゼネラル <6755>  1,387円  +63 円 (+4.8%)  11:30現在
 SMBC日興証券が2日付のリポートで富士通ゼ <6755> の16年3月期営業利益を従来予想の212億円→240億円(前期比12%減)に上方修正したことが買い材料視された。リポートでは、消防無線特需のピークアウトから前期水準を下回るものの、会社計画230億円を上回ると予想している。バーツ安や人民元安により、為替影響を従来の38億円のマイナスから2億円のマイナスへと見直したことが背景。なお、投資評価「2(中立)」と目標株価1800円は維持した。

■クラリオン <6796>  403円  +15 円 (+3.9%)  11:30現在
 クラリオン<6796>が4連騰。信用買い残は9月18日申し込み現在で大幅に減少、株式需給面の改善が進捗している一方、継続的な実需買いが観測されている。テクニカル的には9月上旬の5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを境に上げ足が加速、400円台を回復するとともに、今年2月27日につけた年初来高値405円の更新も目前にしている。北米やアジア向けなどOEMを主力にカー電装品や車載カメラが好調に売り上げを伸ばしており、日立グループ傘下での開発やコスト面の優位性も顕在化しているもよう。16年3月期営業利益は前期比49%増の110億円と大幅増益を見込んでいるが、「足もとの進捗率から達成は十分可能」(国内証券情報部)とみられている。

■日本航空 <9201>  4,430円  +120 円 (+2.8%)  11:30現在
 JAL<9201>が4日続伸。2日付で岡三証券がレーティング「中立」継続ながら目標株価を4520円から4600円へ、業績予想も16年3月期通期連結営業利益を会社側計画の1720億円(前期実績1796億8900万円)に対して従来予想の1930億円から1960億円へ、来期予想を1970億円から1990億円へ引き上げた。インバウンド需要の増加や前年の便数増効果により旅客数は増加、第2四半期累計(4~6月)の連結業績は、旅客収入が国際線を中心に会社想定に対して上振れて推移していると指摘している。

■チヨダ <8185>  3,960円  +100 円 (+2.6%)  11:30現在
 2日、チヨダ <8185> が16年2月期の連結経常利益を従来予想の95億円→100億円に5.2%上方修正。増益率が15.2%増→21.2%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。グローバルブランドスニーカーの販売好調やインバウンド対応の強化、衣料品事業でのテーラードジャケットの取扱い開始などにより、想定以上の客単価を確保できたことが寄与する。同時に中期経営計画を発表。18年2月期までの3年間で、配当と自社株買いをあわせた総還元性向(連結ベース)で100%を目指すとしたことも支援材料となった。

■ANAホールディングス <9202>  349.6円  +7.8 円 (+2.3%)  11:30現在
 ANAホールディングス<9202>が4日続伸。岡三証券が2日付でレーティング「強気」継続、目標株価を465円から470円へ引き上げた。第2四半期累計(4~9月)の連結業績は、旅客収入が国内線、国際線ともに堅調に推移したことなどにより計画を上振れて推移したと指摘、今16年3月期通期連結営業利益で会社側計画の1150億円(前期実績915億4100万円)に対して同証券では従来予想の1370億円から1380億円へ、来期予想を1430億円から1450億円へ引き上げている。

■栗田工業 <6370>  2,638円  +56 円 (+2.2%)  11:30現在
 栗田工業<6370>が4日続伸。前週末2日に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟に搭載する「次世代水再生実証システム」のフライト品の製作を受注したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同社では、2011年に将来型水再生システムの検討実施に関する共同研究契約をJAXAと締結し、国際宇宙ステーション(ISS)の内部で発生する水分(尿)を回収して、飲用が可能なレベルの水質まで安定的に再生処理する「水再生システム」の要素技術や処理方式などの研究を進めてきた。今回受注した「次世代水再生実証システム」は、イオン交換、電気分解、電気透析の各ユニットからなる水処理装置と制御装置で構成。イオン交換により尿に含まれるカルシウム成分やマグネシウム成分を除去した後、独自の特殊電極を用いて有機物を電気分解し、電気透析によりイオンを取り除くことで、尿を飲料水レベルの水質まで浄化するとしており、16年度をメドにISSに運ばれ、実証試験が行われるとしている。

■ローム <6963>  5,680円  +120 円 (+2.2%)  11:30現在
 ローム<6963>が4連騰。同社は米アップルのサプライヤーリストにも指定される世界的な電子部品メーカーであり、カスタムICで高実績を有し、センサー分野でも強みを持つ。2日に世界初となる土壌の水分量や温度をリアルタイムで測定できるセンサーを同社のグループ会社が開発したことを発表、発売はまだ先だがこれが新たな株高材料となっている。同センサーは土の中に直接埋め込み可能で、無線通信と合わせることにより、土壌をリアルタイムでモニタリングすることが可能なため、農産物の生産性向上や、防災対策などの社会インフラ監視でも貢献が見込まれる。足もとはTPP大筋合意に伴い、成長戦略の一環を担う農業分野での普及が期待されそうだ。

■オンワード <8016>  723円  +15 円 (+2.1%)  11:30現在
 2日、オンワード <8016> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.18%にあたる500万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。買い付け期間は10月7日から16年2月29日まで。併せて発行済み株式数の2.89%にあたる500万株の自社株を16年2月19日に消却すると発表。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。同時に、16年2月期の連結経常利益を従来予想の100億円→58億円に42.0%下方修正すると発表したが悪材料視されなかった。

●ストップ高銘柄
 アイサンテクノロジー <4667>  2,002円  +400 円 (+25.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 キャンバス <4575>  858円  +150 円 (+21.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ファーマフーズ <2929>  524円  +80 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在
 フェリシモ <3396>  1,139円  +150 円 (+15.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

●ストップ安銘柄
 第一中央汽船 <9132>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在

株探ニュース

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