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【材料】ロームが4連騰、農業効率化担う土壌センサー開発

 ローム<6963>が4連騰、9月29日に5120円で年初来安値をつけたが、そこをターニングポイントに切り返しが急だ。同社は米アップルのサプライヤーリストにも指定される世界的な電子部品メーカーであり、カスタムICで高実績を有し、センサー分野でも強みを持つ。2日に世界初となる土壌の水分量や温度をリアルタイムで測定できるセンサーを同社のグループ会社が開発したことを発表、発売はまだ先だがこれが新たな株高材料となっている。同センサーは土の中に直接埋め込み可能で、無線通信と合わせることにより、土壌をリアルタイムでモニタリングすることが可能なため、農産物の生産性向上や、防災対策などの社会インフラ監視でも貢献が見込まれる。足もとはTPP大筋合意に伴い、成長戦略の一環を担う農業分野での普及が期待されそうだ。

ロームの株価は9時52分現在5740円(△180円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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