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【市況】NY金先物週間見通し:もみあいか、米長期金利などの動向が手がかり材料に


■NY金先物
安値:1,103.80ドル
高値:1,147.80ドル
終値:1,136.60ドル
前週末比(騰落率):-0.79%

■弱含み、米年内利上げ観測後退で下げ幅は縮小

NY金先物は弱含みとなったが、下げ幅は縮小した。2日発表の9月米雇用統計は予想を大幅に下回る内容だったことから、年内利上げ観測は後退し、金先物は反転した。9月末にかけて短期筋などの金売りが続いており、金先物は上値の重い状態が続いていたが、米雇用統計発表後は先物を買い戻す動きが広がった。


■もみあいか、米長期金利などの動向が手がかり材料に

想定レンジ:1,110.00~1,160.00ドル

NY金先物はもみあいか。米国の年内利上げの可能性は低下したが、株高や経済指標の改善によって長期金利が上昇した場合、金先物の上値はやや重くなる可能性がある。また、株高などの要因でドル相場が強い動きを見せた場合、安全逃避の買いは縮小し、金先物が上げ渋る可能性は残されている。

《TN》

 提供:フィスコ

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