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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 17,500円~17,700円。 

 米ダウ平均は、中国9月製造業購買担当者景況指数(PMI)の結果を好感し、買い先行から上昇。しかし、連日の値上がりで利益確定の売りが出易かったことや、午前に発表された9月のISM米製造業景況指数が、市場予想を下回ったことが足枷となり、終盤は失速してマイナス圏で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)60円安(円建て)と値下がりして取引を終えていことから、東京市場の朝方も売り先行から小幅安での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、週末特有の持ち株整理に加え、今晩発表の米雇用統計の結果を見極めたい参加者が多く、積極的なポジション構築は見送られる公算から、マーケットは概ね方向感の乏しい上値の重い展開が想定される。ただ、火曜日に開けた下窓を埋め先週末の水準まで回復するなど、投資家心理が好転した印象が強いことから、指数の下値は底堅く推移するだろう。

 テクニカル的には、終値ベースでボリンジャーバンドの-1σ(17,568円前後)回復したことから、-1σを目先の下値メドとして、25日移動平均線突破から9/24の下窓(18,070円)を埋めることを目指す展開が期待されそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、1週間以上5日移動平均線(2,464ポイント前後)が上値を抑えているだけに、本日の取引でも同移動平均線近辺が抵抗線となり、下値支持線は一目均衡表の基準線(2,441ポイント前後)あたりとなるだろう。マザーズ指数は、昨日の取引で、一目均衡表の転換線と基準線を一気に上抜いてきた。これは7月2ヶ月半ぶりのポジティブな変化であることから、転換線(762ポイント前後)を支持線とした堅調な取引から、一目均衡の雲にタッチする水準を目指す値動きとなりそうだ。

 本日の予想レンジ 17,500円~17,700円。(ストック・データバンク 編集部)

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