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【市況】2日の株式相場見通し=米雇用統計を前に手控え、大幅続伸受け反動売りも

 2日の東京株式市場は、きのうまでの2日間で日経平均株価が791円の大幅上昇をみせたことに、週末控えのポジション調整の利益確定の流れも加わって、売りが先行することになりそうだ。また、米9月の雇用統計の発表が目前に迫っていることもあり、様子見気分が強まりそうだ。
 1日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比12.69ドル安の1万6272.01ドルと3日ぶりに小幅反落した。米9月のISM製造業景況感指数が前月比で50.2と、市場予想平均の50.6を下回ったことなどが嫌気されて売りが優勢となった。NYダウ平均株価は、一時前日比210ドル安まで下落する場面もあったが、引けにかけて買い戻され下げ幅が縮小した。ナスダック総合株価指数は、前日比6.919ポイント高の4627.084と小幅続伸した。
 2日早朝の東京株式市場では、1ドル=119円80銭台での推移となっている。
日程面では、9月のマネタリーベース、9月短観「企業の物価見通し」、8月の有効求人倍率、8月の完全失業率、8月の家計調査に注目。海外では、米9月の雇用統計、20カ国・地域(G20)エネルギー相会合が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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