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【通貨】明日の為替相場見通し=米9月雇用統計を意識へ

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は、米9月雇用統計を意識する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=118円80~120円80銭。この日は、日銀短観は大企業製造業DIがプラス12と市場予想(同13)を若干下回る程度と予想の範囲内だった。ただ、元日銀副総裁の岩田一政氏が「日銀は動かざるを得ない方向」と発言したとの一部報道を受け追加緩和期待が浮上。120円20銭台にドル高・円安が進んだ。今晩は米9月ISM製造業景況指数の発表がある。市場では50.6との予想が出ている。また、あすは国内では8月有効求人倍率や失業率が発表される。さらに、注目の米9月雇用統計が公表される。市場では非農業部門公用者数が20万人増、失業率が5.1%との見方が出ている。米国の年内利上げ観測が強まるなか、依然、米雇用統計への関心は高く、その結果発表を控え一部で手控え気分が強まる可能性もある。(岡里英幸)




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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