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【材料】キャリアリンク---2Q増収減益、大型案件順調もスタッフ研修費や先行投資費用が重しに


キャリアリンク<6070>が9月30日に発表した2016年2月期第2四半期(15年3-8月)決算は、売上高が前年同期比22.0%増の79.14億円、営業利益が同4.0%減の3.92億円、経常利益が同5.3%減の3.84億円、四半期純利益が同0.7%減の2.38億円だった。

事業部門別では、BPO関連事業の売上高が前年同期比30.7%増の49.97億円となった。首都圏で稼動中のBPO大型プロジェクト案件の新規業務が順調に拡大したほか、民間BPO案件及び官公庁BPO案件の新規受注も順調だったことなどが寄与した。一方で、新規受注業務のスタッフ研修費や下期運用開始案件に関する先行投資費用の支出が減益要因となった。

CRM関連事業の売上高は、同5.4%増の15.87億円。受注活動への注力が奏功し、首都圏をはじめとして、公共サービス等からのコンタクトセンターなどの新規案件を受注した。製造技術系事業の売上高は、同13.1%増の7.62億円。製薬メーカーからの受注量が順調に推移したほか、機械部品メーカー等の受注量も増加した。一般事務事業の売上高は、同17.2%増の5.66億円。首都圏のシステム系案件や福岡地区の通販系案件のほか、新規案件の受注が寄与した。

通期予想は据え置きで、売上高が前期比17.4%増の163.68億円、営業利益が同14.4%増の9.51億円、経常利益が同14.2%増の9.38億円、当期純利益が同15.4増の5.62億円を見込む。

《SF》

 提供:フィスコ

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