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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:大林道、アダストリア、ビックカメラ、KLab

■大林道路 <1896>  753円  +100 円 (+15.3%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 9月30日、大林道 <1896> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の52億円→87億円に67.3%上方修正。従来の38.5%減益予想から一転して2.8%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。手持ち工事が順調に進み、売上が計画を上回ることが寄与。不採算工事の減少や業務の効率化も上振れに大きく貢献する。前日終値ベースの予想PERが9.5倍→5.1倍に急低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

■大阪製鐵 <5449>  1,835円  +162 円 (+9.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 大阪製鉄<5449>が急騰。国内大手証券では、9月18日に発表された東京鋼鉄<5448>への株式公開買付けは、相乗効果がある企業買収と評価できるだけでなく、豊富なキャッシュを持つ同社の有効な事業投資として評価できると指摘。足元業績も鉄鋼業界内で堅調な推移を予想し、今後は、堅調な業績と、TOB実施のプロセスの順調な進展による17年3月期以降の業績拡大が評価され、株価が上昇する余地は大きいと解説。レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価を2400円から2450円に引き上げている。

■キユーソー流通システム <9369>  2,632円  +212 円 (+8.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 30日、キユソ流通 <9369> が決算を発表。15年11月期第3四半期累計(14年12月-15年8月)の連結経常利益は前年同期比52.4%増の29.2億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の33億円→35億円(前期は28.2億円)に6.1%上方修正し、増益率が16.9%増→24.0%増に拡大する見通しとなったことが好感された。
  ⇒⇒キユーソー流通システムの詳しい業績推移表を見る

■アダストリア <2685>  7,710円  +560 円 (+7.8%)  11:30現在
 9月30日、アダストリア <2685> が16年2月期の連結経常利益を従来予想の70億円→143億円に2.0倍上方修正。増益率が8.5%増→2.2倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。ネット通販の好調や品質改善などで、売上が計画を上回ることが寄与。値下げロスの抑制や販管費の削減も上振れに大きく貢献する。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の75円→110円(前期は75円)に増額修正した。

■ビックカメラ <3048>  1,120円  +81 円 (+7.8%)  11:30現在
 ビックカメラ<3048>が続急伸をみせたほか、ラオックス<8202>も急反発、ヤマダ電機<9831>、サンドラッグ<9989>、マツモトキヨシホールディングス<3088>なども軒並み上昇する展開で、インバウンド関連が大きく動意づいている。全体相場は足もとリスクオフの巻き戻し局面にあるが、中国景気減速や欧州でのVW排ガス不正問題など、海外要因から上値も重い展開を強いられている。そのなか、内需消費関連は買いの矛先が向かいやすく、中国景気減速過程にあっても訪日客の増勢はとどまるところを知らない状況で追い風が強い。きょうから中国では国慶節で大型連休に入ることから、改めてインバウンド関連銘柄の戻り足に拍車がかかっている。

■ガリバー <7599>  1,167円  +75 円 (+6.9%)  11:30現在
 9月30日、ガリバー <7599> が16年2月上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の30億円→40.5億円に35.0%上方修正。増益率が8.8%増→46.8%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。展示販売店舗の積極的な新規出店が奏功し、中古車の小売り販売台数が拡大したことが寄与した。

■KLab <3656>  1,223円  +71 円 (+6.2%)  11:30現在
 30日、ドイツ銀行と自社株価予約取引契約を締結したと発表したことが買い材料。。会社法上、これ以上の自社株買いができない状況となったため、自社株買いと同様の効果が期待できる自社株価予約取引を行う。

■村田製作所 <6981>  16,190円  +820 円 (+5.3%)  11:30現在
 村田製作所<6981>が続伸。楽天証券では、中国向けは、通信方式が3種類の機種から5種類の機種への移行が進んでいることから、部品の単価上昇と搭載個数増加が業績に寄与していると指摘。今期会社予想業績は上方修正の可能性があるとみて、レーティング「A」、目標株価レンジ1万9000~2万円でカバレッジを再開。また、欧州有力証券でも、16年3月期第2四半期決算はマーケットの悲観的な予想よりは良好そうとみて、レーティング「買い」を継続している。

■ユニ・チャーム <8113>  2,206円  +92 円 (+4.4%)  11:30現在
 ユニ・チャーム<8113>が朝方に2045円の年初来安値に叩かれたが、目先売られ過ぎとの見方も強まり、そこがダメ押しとなって反転気配をみせている。東海東京調査センターが30日付で同社の目標株価を従来の3980円から2860円に引き下げたものの、レーティングを「アウトパフォーム」継続としており、時価は値ごろ感からの押し目買いを誘う。15年12月期の連結営業利益について同調査センターでは817億円と会社計画に対し43億円未達になると予想。ただ、来期以降は、中国でのベビー用紙おむつの収益改善およびインドでの黒字転換などを見込み、2ケタ増益ペースに回復するとみている。

■ミルボン <4919>  4,100円  +145 円 (+3.7%)  11:30現在
 9月30日、ミルボン <4919> が決算を発表。15年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比18.1%増の35.9億円に伸びて着地したことが買い材料。主力のヘアケア部門で毛髪補修成分「CMADK」を配合した製品が伸びたほか、東アジアを中心に海外向け販売も好調だったことなどが収益を押し上げた。通期計画の43.6億円に対する進捗率は82.3%に達しおり、通期上振れを期待する買いが向かった。

■日本農薬 <4997>  829円  +26 円 (+3.2%)  11:30現在
 9月30日、日農薬 <4997> が、佐藤製薬(非上場)が製造販売承認を申請している外用爪白癬治療剤「SKN-08」用の原薬を供給するため、佐藤製薬と供給契約を締結したと発表したことが買い材料。「SKN-08」は、同社の農薬用殺菌剤の探索過程で発見されたイミダゾール系化合物で、爪白癬(爪の水虫)の主要病原菌である白癬菌に対して強い活性を示す。発表を受けて、これまで外用治療が困難だった爪白癬に対する治療薬の開発による収益貢献に期待する買いが向かった。

■ノリタケ <5331>  260円  +8 円 (+3.2%)  11:30現在
 9月30日、ノリタケ <5331> が16年9月上期(4-9月)の連結最終利益を従来予想の10億円→22億円に2.2倍上方修正。増益率が46.4%増→3.2倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。遊休地の売却により特別利益14.1億円を計上することが主因。工業機材事業やセラミック・マテリアル事業で利益が想定を上回ることも上振れに貢献する。上期増額分を下回る形で、通期の同利益も従来予想の25億円→32億円に28.0%上方修正した。

■ネクスト <2120>  972円  +29 円 (+3.1%)  11:30現在
 ネクスト<2120>が大幅続伸。物件掲載数で業界トップクラスの不動産情報サイト「ホームズ」を運営するが、広告宣伝効果で手数料収入が好調に拡大している。国内では不動産事業者向け広告会社のアクセリオン社を5月に買収したことで業容拡大効果が発現、海外では昨年傘下に収めたスペインを拠点とするトロビット社とのシナジーが収益を押し上げている。

■すかいらーく <3197>  1,600円  +45 円 (+2.9%)  11:30現在
 すかいらーく<3197>が続伸。ドイツ証券は30日、同社株を新規「バイ」とし目標株価を2000円に設定した。同社を外食産業市場の勝ち組である「ファミレス業界の王者」と評価している。ファミレス業界は、外食産業市場全体を上回る成長を続けており、そのなかでも同社は、圧倒的な規模の経済、多ブランド展開、垂直統合的サプライチェーン、提携先のTポイントカードなどから得られるデータなど、競合に対して多方面で優位性を備えていることを指摘。新規出店も都市部駅前を中心に進め成功を収めている。同証券では、15年12月期の連結営業利益は前期比31%増の282億円(会社予想は266億円)とみており、16年12月期は326億円への増益を見込んでいる。

●ストップ高銘柄
 ファーマフーズ <2929>  405円  +80 円 (+24.6%) ストップ高   11:30現在
 JMNC <3645>  455円  +80 円 (+21.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 京写 <6837>  505円  -100 円 (-16.5%) ストップ安   11:30現在
 第一中央汽船 <9132>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在

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