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【市況】30日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で反発、自動車株の上げ目立つ


30日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比14.64ポイント(0.48%)高の3052.78ポイントと反発した。上海A株指数は15.31ポイント(0.48%)高の3197.37ポイント。外貨建てB株相場も上昇する。上海B株指数が2.07ポイント(0.67%)高の309.71ポイント、深センB株指数が22.84ポイント(2.22%)高の1050.74ポイントで引けた。

押し目買いが優勢。昨日の上海総合指数は2%強の下落を強いられていたことから、ひとまず買い戻しが入った。心理的節目の3000ポイントに接近しているため、下値抵抗も意識されている。もっとも、上値は限定的。9月の中国製造業PMI(中国国家統計局と中国物流購入連合会が集計)が明日(10月1日)公表されることが気がかり材料。本土市場が1日から国慶節連休(7日まで)に入ることも様子見ムードを強めさせた。

業種別では、自動車株の上げが目立つ。小型車を多く生産する長城汽車(601633/SH)がストップ高で引けた。排気量1.6リッター以下の小型車に対して、両購置税(自動車取得税)半減策を復活させると決定したことが追い風。エコカー支援策の導入なども好感されている。インフラ関連株もしっかり。インフラ建設投資の加速方針が示されたことなどが手がかりとなった。中国財政部は9月29日、PPP(官民連携)モデルプロジェクトの第2弾リストを公表している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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