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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ジグソー、JSR、フォスター、スタートトゥ

■ジグソー <3914>  10,730円  +1,230 円 (+13.0%)  11:30現在
 ジグソー<3914>が大幅に4日続伸。同社は29日に、FFRI<3692>と事業・販売提携したと発表。既に両社は15日にIoTセキュリティー分野での共同研究を発表しており、関係を強化するかたちとなる。今回の提携は、シグソーが保有するオートマネジメントプラットフォーム「puzzle」のダッシュボードとFFRIのセキュリティー情報の自動連携表示および標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai」のオートプロモーション連携と、年内に100社協業を推進するジグソーセールアライアンスプログラムを通じた販売・協業の包括的な提携となる。

■JSR <4185>  1,742円  +116 円 (+7.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 JSR<4185>が急反発。ドイツ証券は29日、同社株の投資評価を新規「バイ」とし目標株価2000円に設定した。「上期決算での通期会社計画下方修正で、悪材料出尽くし」と予想している。同証券では、16年3月期の連結営業利益は374億円と会社計画(410億円)を下回ると予測。会社計画は、「半導体材料を中心に楽観的過ぎる」とみている。ただ、先端品の主要顧客は来期に向けて最終製品内シェアを挽回させる見込みで、「来期に向けた増益確度は高い」と指摘。17年3月期の連結営業利益は442億円への増益を見込んでいる。株価は下方修正を織り込む格好で下落基調にあるが、押し目買いの好機とみている。

■フォスター電機 <6794>  2,329円  +134 円 (+6.1%)  11:30現在
 29日、フォスター <6794> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の40億円→57億円に42.5%上方修正。従来の7.9%減益予想から一転して31.3%増益を見込み、一気に6期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。車載用スピーカーやスマートフォン用ヘッドセットの販売が好調に推移する中、円安による収益押し上げ効果や為替差益、合理化による採算改善が利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→50円(前年同期は40円)に増額修正した。

■スタートトゥデイ <3092>  3,955円  +210 円 (+5.6%)  11:30現在
 スタートトゥデイ<3092>が大幅反発。SMBC日興証券が29日付で投資判断「2」を継続しつつ、目標株価を3580円から4000円に引き上げており、これを好材料視した買いが入っているようだ。商品取扱高の伸び率の回復や、エービーシー・マート<2670>がZOZOTOWN内に受託ショップとして出店するなど、取扱高加速の試みがみられること、さらに、ブランドミクスの改善によりコミッションレートの上昇が継続していることなどを理由に、16年3月期の営業利益予想を181億円から194億円(会社予想191億4000万円)へ、17年3月期を同228億円から249億円へ引き上げたことが要因としている。

■東京応化工業 <4186>  3,165円  +168 円 (+5.6%)  11:30現在
 東京応化工業<4186>が6日ぶりに反発。ドイツ証券は29日、同社株の投資評価を新規「バイ」とし、目標株価を3800円に設定した。3D NAND厚膜レジスト用KrFレジストの立ち上がりやArFレジストの顧客内シェアの拡大などで、来期に向けた増益確度は高いとみている。16年3月期の連結営業利益は133億円と会社計画と同水準だが、17年3月期は165億円への大幅増益を予想している。同社は、リーマン・ショック後に不採算の装置事業を縮小し、高収益分野にリソースを集中しており、「構造改革を経て、高い収益性・成長率を誇る優良企業に変貌」していることを再評価している。

■平和堂 <8276>  2,609円  +125 円 (+5.0%)  11:30現在
 平和堂<8276>が4連騰。同社は滋賀県で強固な営業地盤を持つスーパーで東海や北陸エリアにも出店している。売り場改装や食品のラインアップ強化で需要を取り込むなか、客数や客単価も上昇傾向をみせており、前日後場取引時間中に発表した15年3~8月期の連結最終利益が46億9500万円(同6.9%増)と同期間として過去最高を更新した。これを受けて、前日の全体暴落相場のなかで売り物を完全にこなす強さをみせたが、きょうも引き続き買いが優勢だ。テクニカル的にも5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現しており底値圏離脱が鮮明となっている。

■ソニー <6758>  2,888.5円  +135 円 (+4.9%)  11:30現在
 ソニー<6758>が急反発。ゴールドマン・サックス証券では、高リスクの事業整理を進める一方、想像以上の速度でプレイステーション、音楽カタログ、インドのメディアネットワーク、差別化されたCMOSへ投資を進めたことを評価。同社のリスクと成長ポテンシャルのバランスは格段に改善したとみて、世界のエンタメ大手らしい利益水準へ向かうと解説。レーティング「コンビクション買い」、目標株価4200円でカバレッジを再開している。

■良品計画 <7453>  24,100円  +860 円 (+3.7%)  11:30現在
 良品計画<7453>が堅調。SMBC日興証券が29日付で投資判断「2」を継続し、目標株価を2万2000円から2万5500円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券では、中国事業の売り上げと収益性改善が牽引し、6~8月の営業利益は76億円になったと予想。その結果、上期の営業利益は171億円と、7月修正時の会社計画149億円を上振れて着地したと予想しており、これが目標株価引き上げの要因としている。

■クボタ <6326>  1,640円  +58.5 円 (+3.7%)  11:30現在
 クボタ<6326>が6営業日ぶりに反発。同社は29日引け後、単元株式数を現在の1000株から100株へ変更すると発表した。効力発生日は16年1月1日。投資家にとって投資しやすい環境を整備し、同社株式の流動性の向上や株主層の拡大を図るほか、全国証券取引所の「売買単位の集約に向けた行動計画」で普通株式の売買単位を100株に統一することが示されていることに鑑み、単元株式数の引き下げを行う。

■富士重工業 <7270>  4,213円  +142 円 (+3.5%)  11:30現在
 富士重工業<7270>が3日ぶり反発。岡三証券が29日付でレーティング「強気」継続、目標株価を5400円から5450円に引き上げた。米国での8月販売は2カ月連続の月販記録更新となり、バックオーダーの積み上がりが常態化、スバル車の勢いに衰えはみられないと指摘。今16年3月期業績を通期連結営業利益で会社側計画の5030億円(前期実績4230億4500万円)に対して従来予想の5580億円から5940億円へ、来期予想を5990億円から6250億円へ引き上げている。

■ブリヂストン <5108>  4,128円  +119 円 (+3.0%)  11:30現在
 ブリヂストン<5108>が3日ぶり反発。同社は29日、水素ステーションなどで燃料電池自動車に水素を充填する際に使用される、高耐圧性の水素充填用ホースの販売を開始すると発表した。現在、国内の水素ステーションにおける水素の充填時の最高圧力は最大70MPa(メガパスカル)と定められているが、今回発売する製品は82MPaの耐圧性能を実現、充填圧力を高めることで水素の充填量を増やすことができ、航続距離延長や充填時間の短縮が期待できる。

■東建コーポレーション <1766>  9,030円  +250 円 (+2.9%)  11:30現在
 東建コーポレーション<1766>は4連騰で新値追い、2006年12月以来約9年ぶり9000円大台乗せを果たした。賃貸マンションの建設請負を手掛け、不動産市況の改善が目立つ首都圏への積極的な営業強化戦略が功を奏し、16年4月期第1四半期(5~7月)は営業利益段階で前年同期比91%増の32億3400万円と絶好調だ。28日付で同社の目標株価を9640円に引き上げた立花証券では、同社の16年4月期の営業利益について、会社側計画の107億3200万円(前期比13.6%増)を上回る113億円(同19.6%増)と予想しているほか、一株利益も557.3円(会社側計画は530.0円)まで上昇すると見込んでおり、バリュエーションからも一段の見直しが進みそうだ。

■三洋化成工業 <4471>  784円  +21 円 (+2.8%)  11:30現在
 29日、三洋化 <4471> が子会社SDPグローバルがマレーシアに高吸水性樹脂の製造販売を手掛ける子会社を設立すると発表したことが買い材料視された。高吸水性樹脂は主に紙おむつの原料として需要が拡大しており、生活水準の向上で子供用紙おむつの普及が進むアセアン地域の需要に対応する。操業は18年3月期第2四半期を予定している。発表を受けて、基盤事業である高吸水性樹脂の販売拡大による将来的な業績への寄与に期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 なし

●ストップ安銘柄
 オプトロム <7824>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在

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