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【市況】個別銘柄戦略:過度な需給懸念後退で全般的にリバウンド期待も


NYダウの上昇、寄り前の外資系証券フローの大幅な買い越しなどを背景に、前日の下げの主因となった過度な需給懸念は後退する方向だろう。月末でドレッシング買いに対する期待なども高まる余地がある。一方、世界的な景気減速懸念はなかなか拭いきれず、特に、明日は日銀短観、中国PMI、米国ISM製造業景気指数など重要な経済指標の発表が相次ぐことで、ポジションを傾けるような動きは限定的か。寄り前に発表された鉱工業生産指数の下振れなども警戒材料になる。国慶節を控えた中国株式市場の動向などもリスク要因か。物色の方向性は定めにくいが、医薬品株や資源関連株などのリバウンドがひとまずは期待されよう。航空機関連や保育関連などはテーマ物色の対象となる公算も。また、7-9月期の業績プレビューが相次いできており、足元の決算期待が高い銘柄に関心が向かいやすい。建設や化学の一角、電鉄株などの上振れ期待が相対的に高い状況である。

《KS》

 提供:フィスコ

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