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【市況】東京株式(寄り付き)=前日暴落の反動で買い戻し優勢

 30日の東京株式市場は買い先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比263円高の1万7193円と反発。前日の欧米市場は総じて軟調に終わったものの、米国株市場では9月の消費者信頼感指数が事前コンセンサスを大幅に上回りNYダウが小幅ながら反発、リスクオフの流れにひとまず歯止めがかかった。日経平均は前日までの2日間で約950円の下げをみせており、急落の反動もあって主力株中心に買い戻しが優勢。ただ、中国景気の減速に端を発する世界経済への影響が懸念されるなか、上値を買う動きに慎重との見方も強い。あすの日銀短観や週末の米雇用統計などの発表を控え、これを見極めたいとの思惑も働く。米国の利上げ時期が後ずれするなかで、足もと外国為替市場では1ドル=120円を割り込む水準で推移しており、円ドル相場の動きについても神経質となりそうだ。注目されていた寄り前発表の鉱工業生産指数は市場の予測に反し前月比0.5%低下となったが、全体相場への影響は限定的。寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に保険、繊維、ゴム製品、非鉄、その他金融など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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