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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 17,000円~17,300円 

 米ダウ平均は、経済指標(9月消費者信頼感指数と住宅価格指数)が市場予想を上回ったことを好感し、大きく上昇する場面も見られが、週末に雇用統計の発表を控え上値は重く、終盤はやや失速気味となり小幅高で取引を終了。ただ、シカゴの日経平均先物は、日経平均の下落幅が大き過ぎた揺れ戻しもあり、大証の終値に比べ(日中比)250円高(円建て)と大幅高で取引を終えていことから、東京市場の朝方は買い先行から17,000円の大台を回復しての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、原油価格や商品価格が値上がりしていることを手掛かりに、昨日の取引で大きく売られた商社株など、エネルギーセクターの一部には買戻しの動きが見られる公算である。ただ、世界経済の減速懸念が根強い中、年初からのパフォーマンスが良い日本市場は換金売りがしやすいマーケットなだけに、引き続き戻り売りにより上値は重く推移することが想定される。

 テクニカル的には、17,000円の大台を本日以降下値として固めることが出来れば、相場の反転にもメドが立つが、大台維持が難しいようだと一番底認定は先延ばしとなり、方向感の乏しい展開かが続くだろう。日足チャートでは、終値ベースでボリンジャーバンドの-2σ(17,024円前後)を下回ったのもの、ローソク足の実体(始値と終値)では辛うじて維持しているだけに、本日の寄付きが-2σを上回れば、当面は-1σ(17,550円前後)までのレンジ内取引となりそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、昨日の急落でもローソク足は、ボリンジャーバンドの-1σ(2,438ポイント前後)を割り込まなかったことから、引き続き中心線(2,483ポイント前後)~-1σの間での値動きが継続されるだろう。マザーズ指数は、パラボリック陰転となる710ポイント前後が当面の下値メドとして意識されそうだ。

 本日の予想レンジ 17,000円~17,300円(ストック・データバンク 編集部)

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