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【市況】29日の中国本土市場概況:上海総合は2.0%安で反落、資源・素材セクター下げ目立つ


29日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比62.62ポイント(2.02%)安の3038.14ポイントと反落した。上海A株指数は65.75ポイント(2.02%)安の3182.06ポイント。外貨建てB株相場も下落する。上海B株指数が2.33ポイント(0.75%)安の307.64ポイント、深センB株指数が13.94ポイント(1.34%)安の1027.90ポイントで引けた。

国内景気の先行き不安が重し。28日に公表された8月の全国工業企業利益で、前年同月比の大幅減少が判明したことが改めて嫌気されている。本土市場が10月1日から国慶節連休(7日まで)に入ることも、買い手控え要因。上海総合指数は心理的節目の3000ポイントに接近している(安値は3021.16ポイント)。

業種別では、景気動向に敏感な資源・素材株の下げが目立つ。石炭の中国中煤能源(601898/SH)が3.0%安、非鉄の洛陽モリブデン(603993/SH)が4.2%安、建材の安徽海螺セメント(600585/SH)が4.4%安で引けた。金融株も安い。中国平安保険(601318/SH)が3.1%下落した。インフラ関連株や不動産株、自動車株、発電や水道の公益株などもさえない。前日に大きく買われたITハイテク関連株も下げた。

【亜州IR】

《MT》

 提供:フィスコ

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