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【市況】東京株式(寄り付き)=海外株急落受け大幅続落歩調

 29日の東京株式市場は大きく売りが先行して始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比285円安の1万7359円と続落。中国の景気減速懸念はアジア新興国をはじめ世界景気全体への警戒感につながっており、金融市場でもリスク回避の流れが強まっている。前日の欧米株市場は総じて大幅な下げに見舞われ、米国ではNYダウが312ドル安、さらにナスダック指数は142ポイント安と急落しており、東京市場でも景気敏感株や素材株中心に広範囲に売りが及ぶ展開。外国為替市場では1ドル=120円台を割り込む円高傾向にあり、これも輸出株中心に向かい風となっている。今週予定される日銀短観や米雇用統計の結果を前に、全般は積極的な押し目買いも入れにくい状況といえる。寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは、鉱業、鉄鋼、海運、証券、その他金融、卸売など。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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