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【市況】個別銘柄戦略:世界的な景気減速懸念拭えず、景気敏感株中心に下値模索へ


世界的な景気減速懸念を背景とした欧米株式市場の下落に加えて、寄り前の外資系証券の大幅売り越しなど需給不安も短期的に強まる可能性が高く、下値不安は強い状況とみられる。明後日には日、米、中国で重要な経済指標の発表も予定されており、しばらくは景気動向への警戒感は拭えないとみられる。前日にはアルプスが業績上方修正、ただ、市場想定の範囲内であり、アルパインの想定以上の下振れをネガティブ視する動きなどが強まる公算も。神戸製鋼所の下方修正は、鉄鋼や非鉄各社にとってマイナス材料につながろう。しまむらやニトリHDなど小売大手の決算にもポジティブな反応は強まらないとみる。全般的に、業績上振れ期待の高い建設セクターや化学の一角などが優位の状況は継続しそうだ。ゆうちょ銀行の出資解禁報道などは、ゆうちょ銀行の規制緩和の方向性が想定されることで、他のメガバンクなどには競争激化懸念へとつながっていこう。浜松ホト、愛三工業、熊谷組などアナリストの新規買い推奨銘柄に注目。

《KS》

 提供:フィスコ

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