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【市況】29日の株式相場見通し=NYダウ大幅反落を受け売り先行

 29日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が300ドルを超える大幅反落となったことに加え、10月1日の日銀短観9月調査の発表を前にして手控えムードが強まっていることから、売り先行のスタートとなりそうだ。
 28日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比312.78ドル安の1万6001.89ドルと大幅反落し、8月25日以来ほぼ1カ月ぶりの安値水準となった。
 中国8月の工業部門企業利益が前年同月比8.8%減と大幅に低下したことで、中国経済に対する懸念が再び広がった。さらに、原油など国際商品市況が軒並み下落したことで、素材やエネルギー関連の銘柄を中心に、ほぼ全面安商状となった。ナスダック総合株価指数は、前週末比142.527ポイント安の4543.969と5日続落した。
 29日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=119円90銭台と前日に比べてやや円高・ドル安が進行している。
 日程面では、安倍首相が国連総会で一般討論演説、14年の工業統計調査速報、8月の都市ガス販売実績に注目。海外では、7月の米S&Pケースシラー住宅価格指数、米グーグル新製品発表会が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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