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【市況】【今日の相場見通し】 本日の予想レンジ 17,200円~17,500円。 

 米ダウ平均は、中国の8月工業部門企業利益が予想を下回るなど、中国経済に対しての懸念や、商品価格の下落を嫌気し大幅反落。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)330円安(円建て)と、大きく売られて取引を終えていことから、東京市場の朝方も売り先行から下落しての取引引開始となりそうだ。

 一巡後は、欧州市場で資源商社大手グレンコアが30%近く急落するなど、世界的な商品市況の低迷が改めて浮き彫りになっていることから、東証でもエネルギーセクターには処分売りが急がれる公算である。また、為替市場ではリスク回避の動きから円高基調を強めていることから、輸出関連セクターも軟調な値動きが予想される。

 テクニカル的には、直近安値の17,415円を下抜くことが想定され、再び底値を探る展開から方向感の乏しい値動きとなりそうである。日足チャートではボリンジャーバンドの-1σ(17,718円前後)~-2σ(17,235円前後)のレンジ内取引が推測され、下値メドは週足での抵抗帯である、一目均衡表の雲の下限(16,945円前後)あたりとなりそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、東証1部からの避難先として比較的堅調に推移していることから、ボリンジャーバンドの中心線(2,493ポイント前後)~-1σ(2,440ポイント前後)の間での値動きとなるだろう。但し、パラボリックでは陰転するなど、けっしてポジティな形では無いだけに、-2σ(2,387ポイント前後)までの調整も視野に入れておきたい。マザーズ指数はリスク回避の動きから買われ、昨日の終値では目先の抵抗線である25日移動平均線(769ポイント前後)を突破するなど良好な状態を保っていることから、750ポイントを割り込まなければ切り返す期待は一番大きい。

 本日の予想レンジ 17,200円~17,500円。(ストック・データバンク 編集部)

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