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【通貨】NY為替:ドル・円は119円85銭、低調な中国の経済指標で世界経済への懸念強まる


28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円34銭まで上昇後、119円70銭へ反落し119円85銭で引けた。ダドリーNY連銀総裁が年後半の利上げの可能性を示唆したほか、10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの可能性も排除しなかったため、ドル買いが一時強まった。その後、エバンス・シカゴ連銀総裁が年内の利上げに否定的な見解を示したことや、米国の8月中古住宅販売成約指数が予想外のマイナスとなったこと。また、中国の8月の工業部門企業利益が過去最大の落ち込みを記録したため、世界経済への懸念が再燃して、債券利回り低下を受けたドル売り、リスク回避の円買いに拍車がかかった。


ユーロ・ドルは、1.1147ドルへ下落後、1.1247ドルまで反発し1.1230ドルで引けた。年内の利上げを織り込むドル買いにいったん下落後、債券利回り低下に伴うドル売りで上昇した。ユーロ・円は、133円96銭まで下落後、134円74銭まで上昇した。


ポンド・ドルは、1.5158ドルへ下落後、1.5212ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.9815フランから0.9724フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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